いよいよ今週末には大学入試センター試験を迎えます。
小学生や中学生の皆さんにとってはとても先のことのように思えますが、中学受験、高校受験に置き換えて考えてみれば、「受験」というのはそれほど先の出来事ではないのはないのでしょうか。
「受験」とは自分という人間のこれまでを試されている機会でもあります。
その試されていることに対して、どれだけ自分を「高めて」挑戦することができるでしょうか。大切なことは、受験をすることよりも、「受験までにどれだけ自分を高めることができるか。」ということなのです。
ダルビッシュ有さんのCMで「難しい道ばかり選ぶ癖がある・・・」というのがあります。
「難しい道」を何故選ぶのでしょうか。
ダルビッシュ有さんは皆さんもご存知の通り、小学生のころから野球をし、甲子園では、春夏4度の甲子園に出場しました。その後日本ハムファイターズへ進み、更なる上を目指して、アメリカメジャーリーグ、テキサスレンジャーズで活躍されています。
優れた人には、優れた才能をもちろん備えています。しかし、その才能を開花させるのは、「努力」がなければ成しえることができないのです。
「難しい道」を安易に乗り越えることが出来るのではありません。乗り越えるために必死に努力し、自分を鍛え上げ、そして「挑戦」する。そのことにより、自分は以前より遥かに大きくなれるのです。「自分を重んじて、自分を愛す」、「自重自愛」しているからこそ、選ぶ道なのです。
さて、みなさんはどうでしょうか。
今、皆さんが目指そうとしている「受験」はまさにその「道」の一つなのです。
そのために、自分をどう高めていくか、努力をするか。「難しい道」は、自分の成長のためにあるのです。
また、同時に忘れてはいけないことは、皆さんを自分のこと以上に心配し、応援してくれている人がいるということです。「自分のために頑張る」ということは同時に「自分のために応援してくれている人への感謝を忘れない。」ということでもあるのです。
みなさんの「道」のために、「自重自愛」し、自分のために努力してください。