【鶏口牛後 〜鶏口となるも牛後となることなかれ〜】

<意味>大きな集団の尻についているより小さな集団のトップになったほうが良い。
鶏口→鶏の口;鶏は小さいことのたとえであり、口は先頭(トップ)のこと
牛後→牛の尻尾;牛は大きいことのたとえであり、後は後方(ビリ)のこと

今日は鶏口牛後をいう言葉の意味を知った上で、『この時期、鶏口牛後になるな!』です。
※この時期;夏(講習会や合宿)を目前に控えたこの瞬間。

鶏口牛後を「受験」に置き換えてみると・・・

「たとえ第一志望校(牛)に合格して、下位(後)でついていくより、第二志望校(鶏)で上位(口)をとったほうが良い。」ということになりますね。

これをこの時期に考えてはいけないということ。
まず大前提として、自分が行きたい中学・高校が第一志望校であるということを忘れてはいけません。しかし、今の学力(中3生ならⅠ期の通知表がでるこの時期)を自分で勝手に判断して、いけそうな高校(合格できそうな高校)がいつのまにか第一志望校にしていませんか?本当にそこが第一志望校ですか?と問いたい。

次に、中学・高校に合格してそこでついていけるかどうかは、これからの自分の行動で決まるということ。
次のステップに上がる前に、必ず時間ができる。その時間を有効活用した人が高校でも上位でがんばれる人。世間一般的に言われるのが『高校1年生の春が受験の天王山』。
もちろん、中学受験終了時も。

また、この夏を前にしたこの時期に、受験校のランクを下げるのは自分の可能性を否定しているということ。受験生にとってはこの夏は最大の山場であり正念場。ここでの取り組み方で、秋以降の学力アップは変わってきます。この夏に「勉強体力」と「勉強の仕方(基本フォーム)」を再度身につけることが重要です。

それと第二志望校で本当にトップになれる子は、最後まで第一志望校を目指した人だけ。努力をし続けた人だけ。です。

最後に、この夏はスタートしたばかり。自分の可能性を信じ、最大限の努力をしてください。必ずこの夏の努力は君たちの力となります。