150316同じカリキュラムで、同じ時間(3年間)を過ごしてきたはずなのに、なぜ学力差がつくのでしょうか?

先日、東京マラソンを見ました。日本人トップでゴールした今井正人選手を応援していました。30km過ぎまでは先頭集団にくらいついており、「優勝できるのでは?」というかすかな期待を抱きながら見ていましたが、結局は先頭集団からは遅れてしまい、2時間7分台という好記録を出しましたが、全体順位は7位と世界のレベルとの差を見せつけられました。

マラソンにおいては日本人が練習をしていないわけではありません。最後まであきらめない姿勢も見られます。でも、現実には世界レベルには到底およばないというのが、今の日本のマラソン界の現状です。しかし、あきらめない姿勢を持ち続けて練習を続けていけば、日本人のマラソン選手からいつの日か世界トップランナーがでると信じています。

君たちはまもなく、高校受験マラソンという1つのマラソンが終了します。しかし、次のマラソンはまだ続きます。「大学受験マラソン」というマラソンです。

君たちは「大学受験マラソン」のスタートをいつ切りますか?

「高校受験終了直後」「高校入学式の日」「高校での成績がやばくなった1年生の秋ころ」
「高校3年生で部活動が終了したあと」

よく君たちはいいます。「高校受験の勉強で疲れたから、少し休んでからスタートしたい」
と。しかし、本当にその考え方はあっていますか?高校受験が君たちのゴールではありませんよね?

受験というマラソンは「よーい、ドン」でスタートするのではなく、スタートの時期を自分で選べます。君たちは「早くスタートを切り先頭集団で走っていきますか?」「それとも遅れたと分かってからスタートしますか?」

スタートする時期によって、君たちの入れる大学および未来は変わってくるのではないでしょうか?

スタートを早めて、先頭集団に入ったとしても、その集団にくらいつく、または飛び出すための努力が必要ですし、遅れてしまってから追いつくには倍の努力が必要になります。受験はマラソンと同じく、他者との競争です。「自分のペース」だけ守っていても遅れてしまう可能性があります。

大学入試に向けての「大学入試マラソン」のスタートはまもなくです。スタートの切り方で君たちがどの位置についていくか、言い方を変えると君たちの未来は変わっていきます。

君たちが希望する将来に向かって、次の「大学入試マラソン」に挑んでいきましょう。