160118同じ授業を受けて、同じように勉強しているのに、どうしてあの子の成績の方が上なのだろうかと思ったことはありませんか。そんな人には、この話が参考になるかもしれません。アメリカの第20代大統領ジェームズ・ガーフィールドの話です。

ガーフィールドが大学生の時、同じクラスに成績が抜群に良い生徒がいました。ガーフィールドは負けず嫌いだったので、彼の成績を追い抜こうと猛勉強を始めました。しかし、どんなに努力しても成績はいつもその学生の方が上でした。
ガーフィールドとその生徒は同じ学生寮に住んでいました。ある晩、ガーフィールドが勉強を終えて寝ようとしたとき、何気なくその学生の部屋を見るとまだあかりがついていました。
「いったいいつまで勉強するのだろうか」。ガーフィールドがその部屋を観察していたところ、10分ほどして明かりが消えました。
ガーフィールドは思いました。「この10分があいつとおれの差だ」。
ガーフィールドは翌晩から、10分間だけ寝るのを遅くして、その分勉強をがんばりましました。その努力の継続の甲斐があり、ガーフィールドはその生徒の成績を抜いてトップに立つことができました。

「この辺でやめておけばよいか」という気持ちを抑えて、あと少しだけ努力してみる。「10分間」は「小さな努力の大切さ」を象徴する数字と言えます。そして、そのひと踏ん張りの積み重ねがみなさんを大きく変えてくれるはずです。粘り強さとやる気を持って、Ⅲ期の勉強を進めていきましょう。