170821今年の夏合宿でも、各地で受験合宿が開催され、多くの受験生が参加しました。

受験合宿には「入試体験」というプログラムがあります。この入試体験では、合宿に参加している生徒たちが、志望校選びから願書提出、試験本番、そして合格発表と、本番さながらの流れで、入試を体験します。

合宿の中でのプログラムとはいえ、最後の合格発表は緊張の瞬間です。合格した生徒と不合格だった生徒が一瞬で分かれ、歓声や落胆のため息が聞こえてきます。

この入試体験で合格できた人には「おめでとう」と言いたいですね。でも本物の入試での合格の喜びは、この数十倍以上の感動や喜びがあります。その喜びを本当に味わえるように、9月からも気持ちを緩めることなく勉強を続けてください。入試体験で不合格だった人が死に物狂いで追い上げてきますから、油断はできませんよ。

逆にこの入試体験で不合格だった人は、この時期で良かったと思ってください。本気になれば、まだまだ追い上げることができます。大切なのは今までの自分に足りなかったことが何かをしっかり見つめること。勉強とゲームの時間を区別せずダラダラしていなかったか、授業と授業のスキマ時間を無駄にしていなかったか、目標を設けずに毎日の勉強を何となく続けていなかったか…。そういったことを見直せば、本番の入試で合格できるチャンスは十分にあります。

入試体験で合格した人も不合格だった人も、大切なのは頭のスイッチを切り替えて「本物の受験生になる」と決意すること、そして受験生としてやるべきことを実行することです(何をするべきかは、能開の先生に相談してください)。受験合宿に参加できなかった人も同じですね。あと数ヵ月後に間違いなく受験がやってくるわけですから、ここからが本当の勝負だと思ってください。

過去に合格した先輩たちは、夏合宿や夏講習をきっかけに、本気で受験勉強に取り組んだという声が少なくありませんでした。そう、合否を分けるのはここからの数ヶ月の過ごし方です。本物の受験生になって、来年の春に合格を勝ち取ってください。先生たちが応援しています。