171218もうすぐChristmasですね。 今日は、特別みんなに私の思い出のプロポーズ”の話をしましょう。
ある年のクリスマスイブ、私は大きなツリーの下でとってもかわいい彼女にプロポーズすることを決意しました。入念に準備し、ついにその日が。町はきらびやかなイルミネーションに彩られ、道行く人々はみんな楽しそう。私たち二人は色とりどりのツリーの下に座り、たわいもない話を始めました。
チャペルの鐘の音を合図に1人の男性が私たちの目の前で踊りだし、次々に輪が広がり、ついに周りの人たち全員が二人を囲んでダンス、ダンス。いわゆるフラッシュモブですね。最後に私も踊りに加わり決めのポーズ。すかさず“指輪”を取り出し大きな声で彼女の名前を呼んだ。

すごいやろ、でもこれ、実は「夢の中でのシーン」やったんや。そして不思議なことに周りで一緒に踊ってくれた人たちは、小学校や中学校時代の友達ばかりなんよ。何人か誰やこれって人もおったけど。また面白いのが昔話をしながら踊るのよ。こんなことあった、あんなこともって。例えば、こんな会話。

『昭和』ってテレビでかかったな、ブラウン管がでかいのよ。チャンネルもリモコンがないからガチガチ回してたな。チャンネル争いしてたらボトッて回すとこ取れて大慌てしたな。
おやじが強かったね、躾が厳しかったわ、食事中に何かこぼしたらオイ!って怒られた。ある日おやじが醤油こぼしてシーン、みんな見て見ぬふりってか。
ラブレターも『昭和』は、よく書いたな。友達なんか“恋人”と書きたかったのを間違えて“変人”と書いてふられたなんてな。
友達と言えば、象が踏んでもこわれない筆箱があったよな、友達がそれ持ってて、“おい、これ踏んでみぃっ”て言うから踏んだら、メリッと音がした。“え、俺、象に勝った?!”
あ、小学生の時、学校で予防注射があったな、並んでる時必ず終わっって帰るヤツに“痛かった、痛ないやろ、なぁ、痛くないって言うて!”なんて声かけてたな。
今は誰もかれも携帯の時代やな、『昭和』は黒電話。女の子の家にかける時お父さんが出ないように祈りながら電話を、もしお父さんならガチッで切ったな。
俺んちトイレが外にある時期もあってな、夜暗いからトイレ行くの怖いよ、わざと“おるやろ、そこに、いるのわかっとんねんぞ!”なんてボソボソ言いながら棒もって早足で行ってたわ。
『昭和』はもっと近所付き合いもあったよな、お隣からおかずのおすそ分けなんてあったな。
頑固オジイチャンも必ず近所に、ステテコ・ラクダの腹巻姿で、悪いことしたらゲンコツくらったよ。
台風で電気が落ちてなかなか復活しなくて、みんなででローソクの灯を囲んだな。

『昭和』ってなんか面白かったな、不便さの中に温かさが、ゆっくりと時が流れてたね。
I love『昭和』! レコード針落とす時の緊張感大好き、ビデオテープのベータとVHS戦争懐かしいな。

みんなにとって『平成』はどんな時代ですか? 次の元号は何かな?? 今は、時の流れが速いね。
時代にただ流されるんではなく、変えてはいけない大切なものときちんと温めながら、変えるべきものは勇気をもって変える。みんな一人一人が未来の日本を支える大切な大切な一員なんですよ。
今日も君たちの意味ある人生の1ページです。元気にいくぞ!

余談ですが、ゆすられて目が覚めると、「あんた、わたしと違う女の人の名前を大きな声で呼んでたな、誰よ?!」 目の前には鬼の形相で立ってる…が。
その日の朝ごはんは、なかったのは言うまでもありません。いつの時代も寝言には注意を!