皆さんは、どんなスポーツが好きですか?
野球?サッカー?テニス?卓球?いろんなスポーツがありますよね。好きになると、実際にプレーし、憧れの選手が出てきて、「その人みたいになりたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。

先生は、小学生の頃からバスケットボールにはまっていました。当然、憧れのスター選手がいました。その当時、「バスケットボールの神様」と言われたマイケル・ジョーダンというスーパースターがいて、バスケをやってるほとんどの選手がお手本にしていました。
しかし、その当時チビだった先生は(小6で145CM、中3で155CM)、別の選手が大好きで、そのプレーを必死にマネしていました。

その選手は、マグジー・ボーグスという選手です。バスケットは身長が高いと有利なスポーツです。NBA(アメリカのプロバスケットリーグ)の平均身長は190CMくらいなのに対し、この選手は160CMしかありません。しかも、「シューズを履いて」です。NBA史上最も小さい選手です。
はじめチームは、話題づくりのために彼を入団させたのですが、あっという間にチームの中心選手となり、14年間レギュラーで活躍していました。何よりすごいのが、その身長で213CMもある選手のシュートをブロックするわ、ダンクシュート(ボールをゴールに直接叩き込む)はするわで、身長差を感じさせないプレーをしていたのです。

あるとき、インタビューの中で彼はこういうことを言っています。「小さければ、高く飛べばいい。」と。そしてこうも言っています。「小さいことをああだこうだ言っても、ルールが変わるわけじゃないし、急に身長が伸びるわけでもない。だったら、それを凌駕するよう練習すればいいだけさ。」と。チビだった先生は、その言葉を真に受けて、必死に練習しました。おかげでチームメイトにも恵まれ、全国大会も経験できました。

皆さんはどうですか?変えようもない事に文句を言い、努力する手を止めてはいませんか?自分の力で「周り」を変える事は非常に難しい。でも、自分の力で「自分」を変えることはいく分簡単です。もうすぐ冬休み。講習会も始まります。自分のできることを、最大限やってみましょう!

ちなみに、実はこのマグジー・ボーグス選手、今年の9月末に来日しています。そのとき、こうも言っています。
「自分に自信を持ってる人は少ない。しかし自分に自信を持つことは とても大切である。周りにいくら無理だと言われても自分は自分を信じるべきである。」

こう言いきれるだけの努力をしていきたいですね。