140414「後悔」と言う言葉があります。あまりプラスのイメージはない言葉ですが、「後悔」には2種類あります。

やって後悔
やらずに後悔

みなさんはどちらの後悔が多いと思いますか?

みんなより幾分長めの人生を送っている先生達の経験からすると、圧倒的に「やらずに後悔する」ことの方が多いです。いえいえ、その100%が「やらずに後悔する」と言っても過言ではありません。

部活の試合中に、あそこで見逃さずにバットを振っていれば…。
クラスの役員決めで、思い切って手を挙げていれば…。
宿題をギリギリまで延ばさずに週の頭に始めておけば…。
あの時あの子に告白していれば…。

では、「やらずに後悔」してしまった原因は何でしょう?

勇気がなかった。
失敗して笑われるのが恐かった。
つい先延ばしにしてしまった。
誘惑に負けてしまった。
スイッチが入らなかった。

色々あるでしょうが、全てその判断は「自分の中」にあります。

日本人の悪い性格の一つに「積極性がない」というのがあります。
あれこれ考えすぎて行動できないと言うことです。
みんなはまだ10代そこそこですね。
決して失敗を恐れずにいろんなことにチャレンジして欲しいです。

Ⅰ期ゼミも学校も始まり、少しずつ新しい環境にも慣れていく時期ですが、能開でも【夏合宿】の申込受付が始まりましたね。すでに参加を決めた諸君は「強い勇気」を持っているということです。
まだ迷っている諸君は不安が先行して勇気を出せないでいるのでしょう。

どんな場所だろうか?
寝る時間がないのでは?
食事はおいしいのかな?
どんな友達が来るのだろうか?
どんな先生が教えてくれるのだろうか?

住み慣れた居心地のいい家と比べるといろんな不安があるかもしれません。
しかし、一緒に参加する友達も同じ思いです。
でも同じ境遇であるからこそ、その友達から大きな勇気をもらえます。
同じ釜の飯を食った友達は一生の宝物になります。

「井の中の蛙大海を知らず」という言葉があります。
住み慣れた井戸の中では自分が一番と思っているものの、一旦、井戸から大きな海に出てみるといかに自分が小さかったかがわかるものです。
自分がくよくよ悩んでいたことが、いかにちっぽけだったかがわかるものです。
あの時やっておけば…。と言った、「やらずに後悔」だけはして欲しくありません。

君たちの未来は明るい。
いざ大きな海へ向けて勇気を持って飛び込んで来なさい!