皆さんは、インパクトに残っているCMってありますか?
先生にはたくさんあります。例えば
「スコーンスコーン湖池屋スコーン・・・カリっとサクっと美味しいスコーン」」のダンスのCM。あのリズムが印象的でした。
「ファミコンウォーズが出るぞ~~~こいつはどえらいシュミレーション~~~母ちゃんたちには内緒だぞ」のCM。軍服を着た外国人が整列してジョギングしながら「母ちゃんたちには内緒だぞ」がとても滑稽でした・・・。ちょっと皆さんにはわからないCMですかね。実は映像も頭に残っています。皆もありますよね?
最近だと、東進の林先生の「今でしょ?」、これ絶対、皆大人になっても覚えているCMになると思いますよ。
別に覚えようとしたわけではないのですが、それでも耳に残っています。頭に残っています。

ところで「きく」というと3つの「きく」が存在しますがわかりますか?
「聞く」、「聴く」、「訊く」の3つです。
聞く:英語だとhearでしょうか。耳に情報が入ってくる、つまり聞こえるって意味です。
聴く:英語だとlisten toでしょうか。意識して耳から入れるって意味で、傾聴という言葉もありますね。
訊く:相手に尋ねること、質問するって意味です。たずねるは「訊ねる」とも書けます。

先ほどのCMですが、CMをきく時はどの「きく」なんでしょうか?
普通は「聞く」でしょう。意識しなくても耳に入ってきますよね。でも繰り返し耳にすると記憶に残りませんか?先生は、別に意識して覚えようとしたわけではありませんが、記憶に残っています。
じゃあ、意識して「聴」いてかつそれを繰り返し聴いたら、もっと記憶に残りますよね?絶対残るはずです。
ですので、皆さんはまず様々な人の話を真剣に「聴」いて下さい。
授業とか勉強の内容は繰り返し「聴」いてください。そして、以前話したことあると思うけど、繰り返し聴くにはどうすればよいか?それは「発音」です。発音すれば、それは必ず耳に届いていますので、耳から入ってきます。繰り返し発音すれば、耳に繰り返しその内容を入れることになります。「嫌でござんすペリーさん=1853年、ペリー浦賀に来航」とか「坂下君、賢い、古文単語のさかし=賢い」とか、「maintain、メインテインは意味2つで、主張する、と、維持する」とかどんどん発音して耳から入れてみましょう。

これがシンプルな「効く」勉強方法です。ぜひ、「聴く」と「音読」を「繰り返す」ことを大切にして欲しいと思います。

先生のお話は以上です。

みなさんは「三日・三月・三年(みっか・みつき・さんねん)」という言葉を耳にしたことがありますか。元は芸事や修行の心構えから来ている言葉で、「三日我慢すれば三ヶ月は耐えられる。三ヶ月耐えられれば三年は頑張れる。」という意味のようです。しかし、最近は会社に入社して辞めたいと考える時期(入社してからの年数)という意味で使われます。
みなさんに会社に入社してといってもピンと来ないので、中学生なら部活動、小学生であれば習い事を頭に浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
先生の経験を話すと、先生は中学生の時、陸上部でした。といっても自分から陸上をしたいと思って入部したわけではなく、背が高く、小学校の時に市の陸上記録会で入賞したというだけの理由で半ば強制的に入部させられました。結果的には楽しかったのですが。
そのとき、まず入部して「三日」は、とにかくやること全てが初めてでがむしゃらに取り組みました。その練習量と先輩たちのスピードを目の当たりにして、さらには両足の筋肉痛に、これを続けていけるのかとても不安でした。周りの体験入部していた子たちも、無理だと思ったのか1人減り、2人減りの状態が続きました。結局、最初に来た半分の20人くらいが残ったと記憶しています。
「三月」が過ぎると、夏場に差し掛かります。炎天下、一番きつかったのは、練習最後にあった6Kmジョギングでした。ジョギングはとなり町の小学校までの往復なのですが、なんと顧問の先生が車で後ろから追いかけてくるのです。長距離が苦手だった先生は砲丸投げの友達といつも最後尾を走り、何度、車にひかれると思ったことか。この頃、練習がきついと言う理由とただ走っているだけではつまらないという理由で、野球部やテニス部に移っていった仲間がいました。
「三年」経つと、先生も高校生になり、入試で休んでいた陸上を再び始めようかとも思いましたが、元々やりたかったバレー部に入部しました。陸上をやっていたおかげで、練習にはすぐ慣れ、ジャンプ力も先輩と大差ないところからスタートできたのはちょっとうれしかったです。
さて、三日は文字どおり3日、三月は日数でいえば約100日。三年は日数でいえば約1,000日です。100日、1,000日という月日は、目に見える単に技術的な向上だけでなく、実は様々な経験が、目に見えない他にも通用する基盤を作り上げているのです。そのことは、自信へとつながり、新たなことにチャレンジするために再スタートを切る節目となることもあります。
この春から能開に参加した皆さん、そして三年以上会員を続けている皆さん、「地道」なコツコツの積み重ねこそが「自分」を作るのです。何事も辞めたいと思うときはあります。真剣に取り組む人ほど壁が立ちはだかるものです。しかし続けるために考え、悩み、工夫することが人としての成長を促してくれるものと信じます。
最後に能開五訓の言葉を贈ります。

「断じて中途でやめるな。中断はゼロである。」

みなさんが暮らす社会は、様々なルールによって成り立っています。大きなものでは「憲法」という国の法律があり、家の外に出れば「道路交通法」があり、学校に入れば「校則」があります。ひょっとしたら、「わが家のルール」があるお家もあるかもしれませんね。友達同士での決めごとも、ルールと呼んでいいでしょう。

決まったルールは、そこに関わるすべての人の合意を前提にして、事柄が進められていきます。たとえば学校のクラスでの話し合いで、「明日からは、清掃を20分間にします。」と決めたとします。その決定に従って、その日からは20分間の清掃が実施されていくのです。

しかし、クラス全体で決まった事にもかかわらず、「20分は長い。10分にしようよ。」と言い出す人がいたら、どう思うでしょう?決定に至るまでには、多くの人が時間をかけて話し合ったはずです。クラスの一員なら、それに従うべきであり、自分中心の考えや都合を優先させることは、非常識と言われても仕方がないでしょう。

もし、この世にルールが存在しなかったら、どうなりますか?クルマがたくさん走っているのに、信号がひとつも無い。右側を走っているクルマがいれば、車道を歩いている人がいる。そんな場面を想像できるでしょうか?世界は目茶苦茶になってしまいます。

今、みなさんがいるこの能開にも「16のきまり」がありますね。先生たちが一生懸命考えて作ったルールです。自分がしっかり守れているかどうか。考えてみてください。先生たちは、「4つの約束」を守ります。

もうすぐEXオープン模試ですね。「○○点以上を取る!」「算数だけはアイツに負けない!」何でもいいです。「自分だけのルール」=目標を決めて、勉強に取り組んでみませんか?今日も一日、頑張りましょう!

みなさんこんにちは。
今日はまずは、ビッグ・ニュースをお伝えします。5年生の(下)で、聖徳太子の憲法十七条を勉強したのを覚えていますか。そう、「和を貴び、反抗したりすることのないのを基本と心がけよ」で始まるものでしたね。
ところで、なぜ、憲法十七条は「十七条」なのか知っていますか。実は、深い意味はまったくなく、現存しているのが十七条までだから、なのです。本当はもっとたくさん条文があったかもしれないのです。そして、今朝のニュースで、ついにその十八条目が発見されたと報道されていました。聖徳太子が建立した飛鳥寺に所存されている古い木簡にその記述があったという…エイプリル・フールのねたでした。
実際は古代日本で十七は縁起のいい数字だったということです。御成敗式目が五十一条なのも憲法十七条の17×3にちなんでいます。
今回の話は真っ赤な嘘でしたが、常識だと思って信じて疑っていなかったことが、実は間違いであったということもあります。
先生は根っから疑い深い性格なので、自分で調べてみないと納得しません。
日本がなぜアメリカに対して開国したのか?(イギリス、ロシアではなく)本当に円高・円安は、円が強いか、弱いかできまるのか?などなど…答えは自分で調べてみてください。
また、先生は理科もすきなのですが、最近の宇宙論の進歩は目覚しいものがあります。十年以上前の本は(基礎の確認にはなりますが)ゴミ同然です。このような、劇的な進歩に立ち会えるのはとても幸せなことです。
みなさんの勉強も同じです。ノートをつくるとき、常識だとおもっていることも、予習シリーズなどで調べてみてください。きっと新しい発見があると思います