170130みなさんは、集団心理とはどういうことか知っていますか?

集団心理とは大勢の人が集まり群衆となる事で、個々人が特殊な心理状態となる事で、群衆の結束感(チームワーク)が高まりとてつもなく大きな力となります。良い方向に作用すればとても頼もしいのですが、悪い方向に作用してしまうと大きな問題に発展していきます。

例えば、こういった経験はありませんか?自習の時間などで、誰かがしゃべりだすとみんながしゃべりだし、教室中がさわがしくなるといった経験はないですか?

自習の時間は、本来静かに勉強すべきだということは分かっていますし、先生(大人)からもそういった指導を受けていると思います。しかし、誰かがしゃべりだすことで、「○○君もしゃべっているし大丈夫でしょう」という心理が働いて、ついしゃべってしまうものです。その結果として、本来の自習ではなくなってしまうという例があります。
みなさんが、授業を受けている能開の空間もそうです。みなさん1人1人が「さあ、がんばろう」という気持ちを持っていれば、周りもそれに影響を受けて、教室全体が「勉強しよう」といういい空間になります。せっかく能開に勉強しに来ているのであれば、勉強できるいい空間を作りませんか?いい勉強空間を作っていくのは先生たちではなく、みなさん一人ひとりなのです。

170123先生の趣味はゴルフです。奥さんからは下手の横好きと言われていますが…。皆さんはゴルフをどんなスポーツとして考えていますか? 実は勉強と共通することがたくさんあります。

まず、目標が定まっていること。どのくらい先にカップがあるのか、そのことを可能な限り正確に捉えることです。
その目標に対して、どのように近づいていくのかを考えること。風向きやコースの起伏を考えて使うクラブを自分で選択します。
そして平常心でいること。時には大きなミスをしますが(先生のゴルフの場合はミスだらけですが…)、気持ちを立て直して次のショットに備えます。

また、ミスをしたときにどこが悪かったのか見直して、その部分を正しい方法で練習すること。そういう繰り返しでだんだんとスコアが良くなっていきます。
あわせて自分の得意なショットや苦手なショットを見極め、どのようにスコアをつくっていくかを考えながら取り組んでいくスポーツです。

いかがでしょうか? 勉強も同じですよね。
できれば将来の夢や志を持っていることが望ましいですが…。もしまだ見つからなければもう少し身近な目標、例えば2月にあるオープン模試の点数を目標としましょう。
受験生は当然、志望校の合格ですね。その目標を達成するために、何をしていくことが大切なのか、いま取り組むべきことは何か、そのような情報収集が大切になります。これは普段のゼミでの取り組みで分かってくることですね。

そして、感情的になりすぎず、客観的に物事を見据えることができたら、間違えた問題があっても次に生かすことのできる復習として取り組むことができます。
その繰り返しを通して、自分の弱点や苦手を克服しつつ、得意を伸ばしていくサイクルをつくりましょう。そうすれば目標を達成できる可能性が高くなるはずです。

ゴルフのスコアはグリーン上のパットで最終的に決まります。ここでミスをするとスコアが伸びません。受験生の皆さんも、同じです。最後のツメを怠らずに!

170116大学入試センター試験が昨日の15日で終了し、世はまさに受験シーズンの真っ最中。受験する誰もが「合格」という結果を得たいがための努力を継続します。その本人の気持ちと家族など周りの人々の応援(願い)が神に届きますようにと、人間は「願」を掛けます。
日本人はとりわけ神社などへの祈祷、絵馬、お守りなどへの願掛けが多いのですが、それこそ「神にもすがる思い」で合格できますようにと祈ります。結果は神のみぞ知るところ。不安が人間を駆り立てるのでしょうか…。

さて、巷でもスーパーやコンビニへ行けば「願掛けダジャレお菓子」がすごいですね!「キットカット」→「きっと勝つ!」、「コアラのマーチ」→「寝ている時も木から落ちない!」コアラにあやかって、「ポッキー」→「逆さに読むと“キッポー(吉報)”に!」、「Toppo」→「Toppa(突破)!」、「キシリトールガム」→「きっちり通る!」、「ハイレモン(ラムネのお菓子)」→「ハイルレモン!」、「カール」→「ウカール!」等々。

受験生の中には、能開・ホロン・東進の合格鉛筆など合格グッズやお守り等はもとより、市販のこのようなお菓子などの願掛けを信じて飲食したりする子も多いのかも…(笑)

願掛けが多ければ多いほど合格の確率が高いのなら、みんながそれに追随するでしょうが、それを調査したデータは残念ながら見たことはありません。願掛けの効果って、あるのかないのかは不明です。ただ言えることは、自分の願いどおりの結果を得られる人は、最大限の努力を重ねていることと、周りの支えてくれている人々への感謝の念を胸に刻みながら毎日を送っていることではないかと思うのです。

「結果は付いてくる!」そう信じて、春の明るい自分の姿を想像し、前向きに挑もう!

170110年が明けました。受験シーズンもピークを迎えます。
今日は受験生の人たち向けに話をします。日常の話です。
最近、いつもどおり勉強をしているのに、親とケンカしてしまったことはありませんか。
また、逆にいつものように皆を応援してくれている人に対して、冷たい言葉を言ってしまったことはありませんか。
慣れとは怖いものです。親や友人など、そこにあるのが当たり前だと感じてしまうのです。
受験生の人は中学や高校、大学にそれぞれ進学するわけですが、
皆さんも何度も言われているはずです。
「進学すること、それ自体がゴールではない」と。

ゴールといえば少し話が変わりますが
恋人同士のゴールはいつでしょうか?
結婚?
結婚しても
「髪型を変えたね」「料理おいしかった」「お仕事おつかれさま」「誕生日おめでとう」
この辺の言葉を忘れたとき、
君たちの未来のパートナーはプンプン怒り出してしまうか、泣いてしまうかもしれません。
このような気づきや気遣いは意識していないと言葉として出てきません。
幸せは不断の努力の延長線にあるものです。

さて、受験生の皆さんにとっては周囲の環境もとても大切な要素です。
けれど、皆の親も周りの人たちも一人の人間です。気持ちは変化します。
応援してくれる人の変化に気づき、感謝の言葉を言葉にしてみてください。
それだけで君たちも勉強しやすくなるはずです。
それと忘れないでください。
進学はゴールではありません。
その先も努力し続けなければ幸せはつかめない。
きっと努力の過程の中に幸せがあるのです。