今年の世界水泳選手権は福岡で開催されました。

日本は金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル5個の合計10個のメダルを獲得する活躍を見せました。

ところで水泳の自由形では選手たちはみんなクロールで泳ぎますが、なぜ「自由形」なのにクロールばかりなのでしょうか。

実は水泳の自由形は第1回オリンピックから続いている歴史のある種目です。
その時は全員が平泳ぎだったそうですが、その後、背泳ぎ、クロールというように速く泳ぐ方法が開発され、自由形の泳法が変わってきたのです。

それではクロールより速い泳ぎ方はないのかといえば、「ドルフィンクロール」という泳法があります。
手はクロール、足はドルフィンキックで泳ぐ泳法で、ゴール直前にこの泳法を使って世界記録を更新した選手もいます。
ただ選手の疲労が激しいので、試合を通して泳ぎ切ることが難しく、幻の最強泳法とも言われています。
いつか、ドルフィンクロールを駆使する選手が現れて、どんどん世界記録が更新されるかもしれません。

当たり前、これが限界と思われたことも、ひとつのきっかけでそれを突破し、新しい世界が広がることも少なくありません。
今週からは2学期です。
夏休みにみなさんは講習会や部活の大会、家族旅行など様々なことを経験したと思いますが、それらの経験は、きっとどこかで新しい世界に進む心のエネルギーとなるでしょう。
勇気をもって2学期に臨んでください。

2015年9月19日と言われれば、みんなが「あぁその日か」となるでしょう。
日本中が盛り上がったあの日です。
そう、ラグビーワールドカップで日本が南アフリカ共和国に僅差とは言え、勝利した歴史的な日です。
でもまぁ正直、ラグビーは日本ではさほどメジャーなスポーツでもないですし、完全に忘れ去られた過去の出来事になってしまっていますよね。
あの日のあの興奮は一体何だったのだろう…
あれだけファンがいたはずなのに…
どこへ行ってしまったのだろう…
日本人って「熱しやすく冷めやすい」ですよね。

ラグビーの強い国といえば、ます真っ先に名前が挙がるのはニュージーランド。
全身真っ黒のユニフォームのオールブラックスと言えば知っている人もいるのではないでしょうか。試合の前に踊る「ハカ」も有名ですよね。
その昔、ニュージーランド代表チームが日本代表チームと親善試合を行いました。

公式戦ではなく、親善試合です。
試合開始からしばらく試合は拮抗していましたが途中からはニュージーランドの一方的な試合になり、ノーサイド(試合終了)の時には
当然ながらニュージーランドの圧勝でした。

この時のニュージーランドの監督がインタビューで日本についてこう発言しています。
「ニュージーランドは勝つことを目標としている、日本は点を取ることを目標としている、その違いが出た試合だった。」

似た話で「うさぎとかめ」の童話があります。かめを見ながら走ったうさぎとゴールを見て走ったかめ。勝者と敗者は目標がまず違いますね。

今後新しい目標を決めるとき、何を目標としましょうか。

100ml入るコップに牛乳を注ぐと、最大で何ml入りますか?
何を聞いているんだ?
という感じですよね。正解は100mlです。
コップには容量がありますから、容量以上注ぐと溢れてしまうわけです。

では、同じコップでカフェオレを作ってみましょう。
コーヒーと牛乳を均等に入れるとなると、それぞれ何ml入りますか?
これもまた何を聞いているんだ?
という感じですね。それぞれ50mlです。
突然コップの容量が変わるわけではありませんから、牛乳を入れる量が減ってしまうわけです。

コップに容量があるなんて、考えるまでもなく当たり前のことですよね。
ではこれを勉強に置き換えてみましょうか。

「ながら勉強」という言葉があります。
音楽を聴き「ながら」勉強する。
YouTubeを見「ながら」勉強する。
お菓子を食べ「ながら」勉強する…
皆さんの脳の容量が100あるとしましょう。
音楽を聴き「ながら」勉強すると、勉強と音楽、それぞれどのくらい意識を向けることができますか?
脳の容量もコップと同じで増えるわけではないので、それぞれ50ずつになってしまうわけです。
本来であれば100で意識を向けることができたはずなのに。

しかし、これはまだマシな例です。再びカフェオレに話を戻しましょう。
この中に甘党の人もいますよね。
そうなると、入れるコーヒーの量を減らそう!と考えるわけです。
例えば牛乳を70ml、コーヒーを30ml入れる、のような感じですね。

では皆さん、勉強をするのと音楽を聴くのと、どっちが好きでしょうか。
音楽を聴く方が好き、と答える人の方が多いのではないかと思います。
すると、脳のどのくらいが音楽を聴くことに意識を向けるでしょうか。
70?80?それ以上になるかもしれませんね。

皆さんのモチベーションを上げるために大切な趣味・娯楽ですが、「ながら」で行うと勉強した内容が定着しないだけでなく、その趣味・娯楽すらも勉強中は心からは楽しめませんよね。

メリハリをつけて、100の意識を向けた勉強をしていきましょうね。