170626皆さんは欅坂(けやきざか)というグループを知っていますよね?先生は知りませんでした。最近生徒から教えてもらったのですが21人いるそうです。
その生徒は名前を全部言えるらしいので先生は「君、頭いいね」と言ってしまいました。「関心があることは覚えられる」とのことでした。

ところで皆さんが能開に入会する時に書く生徒カード、「効果的な暗記の指導」にほとんどの人が○をつけます。暗記は誰でも苦手としますよね。
先生も苦手で欅坂のメンバーなんかとても覚えられる気がしません。ただ暗記の仕方は教えることができます。

実は皆さんも暗記の極意はすでに知っているはずです。暗記の理想の状態は九九です。九九の問題で「三三が・・」と言われて計算して答える人はいませんよね?反射的に答えるだけだと思います。また、皆さんも振り返れば小テストでもなんでもどこかで100点取ったことあるのではないでしょうか?その時の感覚を思い出してください。
皆さんが頭が良いから初めて見た問題をその時考えて回答したわけではないと思います。ほとんど九九のように反射的に答えたと思います。高校入試でも大学入試でも満点をとる人たちはそのような感覚なのです。
九九を覚えた時のように「覚えるまで何回も声に出して言う」ことが暗記の極意です。頭の良し悪しは関係ありません。面倒くさいことですが言えるようになるまで何回も繰り返し声に出して言うことが暗記するということです。
英語で音読が有効というのはこの原理からです。音読の目安は1日1ページ30回を3日間。毎日続ければ100点も夢ではありません。実際続けた人は本当に100点取ってきます。

皆さんも100点目指して頑張ってください。

170619「すぐやる課」って、冗談に聞こえますが、全国の一部の市役所などに実際に存在している一部署です。

「住民の困りごと、要望に対し、すぐできることはすぐにやる課」として一時は全国300超の市区町村に設置されましたが、もともとは昭和44年(1969年)に千葉県松戸市で始まりました。発案者は当時の市長なのですが、その市長とは実は某有名ドラッグストアチェーンの創業者だそうです。さあ誰でしょう。(調べてみよう)

それまではたらい回しにされていた、緊急に対応すべき市民の要望も「すぐやらなければならないもので すぐやり得るものは すぐにやります」を合言葉に、速やかに対応する。道路の修繕や害獣駆除など、仕事は多岐にわたります。ちなみに、すぐやる課に最初に寄せられた依頼は「子供が熱を出したのに、剣道の大会に行っている夫と連絡が取れない」。課長自らが依頼者の夫を探したそうです。

後回しにしていいことなんて、そんなにありません。後ろに回せば回すほど忘れてしまったり、時間が足りなくなったりしてしまうものです。それが誰かとの約束である場合は特に気をつけたほうがよいでしょう。信頼される人とは、頼まれたことをできるだけすぐにやる人、すぐに返事をする人ではないでしょうか。「あなたのためにすぐにやるぞ」という気持ちは相手の心を動かします。

すぐに始めればできることを、面倒だからとか大変だからとかいう理由で、他のことに手を出し、後回しにしていませんか。テスト勉強、提出物、頼まれごとなど・・・。その結果「できずじまい」になっていませんか。
今日からでいいから「すぐやる」習慣をつけてみませんか。何から始めるか。君の気になっていることから。つまり勉強のことから。その日に学校や塾でできなかったこと、わかったけれどあいまいになっていることはすぐにつぶすのです。何をすればいいか。そう、君には「ビットキャンパス」があるじゃないですか。

ビットキャンパスがこのたび、リニューアルされました。ポータル画面(ログイン後の最初の画面)が一新されたのをはじめ、Bitメールが「メッセージ」機能になり、より使いやすくなりました。困ったことや相談したいことがあればすぐに教室にメッセージを送りましょう。きっと君の教室の「すぐやる」課、つまり君の担当の先生が返事してくれるでしょう。

そしてWebテストもバージョンアップしました。前回まで未解答や不正解だった問題を中心に自動的に出題されますから、繰り返しやることでの苦手克服もしやすくなりました。また、「メダル実績」画面で現在の学習レベル(レベル1~100)も見やすく表示され、「ランキング」画面では全国や県内、教室内の自分の頑張りをチェックできます。やりがいも生まれます。

ビットキャンパスはいつでも使えるから、君の「すぐやる」をおおいに支援してくれるでしょう。さあ、さっそく今日から君も「すぐやる課」!

170605先日、先生の祖母が入院しました。

もう90歳を越えていますが、普段はとても元気でたまに一緒にお昼ご飯を食べても身近なことなどもハキハキ話す、とても楽しいおばあちゃんです。そんなおばあちゃんですので、周りに心配をかけまいと一ヶ月前ほど前から我慢をしていたようですが、腰と背中が痛かったようです。我慢できなくなり先生に病院に連れて行ってほしい、と言ってきました。

なんでもっと早く言わなかったんだ、とも思いましたが病院にいくとなんと背骨が骨折していたことがわかりました。そりゃ、痛いよ・・・。

即日、入院から手術という流れになり、病院の先生と先生(ややこしいので私といいますね)病院の先生と私で手術前の打ち合わせになりました。

病院の先生の話によると、「手術ですぐに直る」しかも「手術の翌日にはすぐ歩けるようになる」とのお話しでした。私は骨折が一日で直る意味がわかりませんでした。おばあちゃんは背骨の一部が圧迫されてつぶれたようになる脊椎圧迫骨折という診断結果でした。そのつぶれた箇所に向かって細い器具を入れて、つぶれた部分に骨の代わりになるセメントのようなものをいれると、なんと、つぶれた骨が持ち上がり元の形に戻る、ということらしいです。私はそんな技術があることも知りませんでしたし「よろしくお願いします」としか言えませんでした。正直に言うと、そんなにうまいこと直るのか?とも思いました。

結果から言うとおばあちゃんはたった40分くらいの1回の手術で嘘の様に痛みがなくなり、とても元気になりました。痛みでまったく歩けなかったのに次の日のお昼には歩行器で歩き始めていました。全く知らなかった医療技術の進歩に感動しました。

病院の先生にはとても感謝しています。

しかし、全然違うことも考えてしまいました。
実は病院の先生ですが、技術的には素晴らしいですし、おばあちゃんを治療してくれて感謝はしているのですが、手術前からずっと態度が良くなかったのです・・・。
初対面の私に一度も挨拶がありませんでした。手術の説明のときはずっとパソコンに向かって話しをしていました。(私と目が合いませんでした。)ものすごく声が小さくてとなりの看護士さんが気をつかって通訳してくれたほどでした。
また、先生は手術後に簡単な報告はしてくれましたが、あれ以来1週間以上経ちましたがまだ一回も入院病棟には来てくれていません・・・。感謝はしますが、尊敬はできない先生だな、と思ってしまいました。この素晴らしい技術を後輩に伝えることがこの先生にできるのか?などと考えてしまいました。
(ちなみにその病院の先生は40歳前後の男の先生でした。)

医療技術はとても進んでいると思います。しかし、人間力はその進歩に追いついているのでしょうか?技術は使う人間がいて始めて役立ちます。その技術を使うか使わないかの判断も人間がします。医療現場だけでなく、最新の技術を使う側はしっかりとした説明をし、信頼関係を構築してから最新の技術を利用することが求められます。

技術の進歩に追いつく人間力の強化が求められる時代なのではないか、と私も勉強になりました。

さて、皆さんは将来どんな仕事をして、その現場ではどんな人間になっているでしょうか?