みなさんはテストが好きですか?
大好き!と答える人はなかなかいないと思います。自信があってもなくても結果がでてしまいますからね。それでは、なぜテストをするのでしょうか?

先生は能開の先生になる前に、ある会社で車の運転席、助手席の前についているCDやラジオ(カーオーディオと言います)を作っていました。本体や部品ではなく、その機械のもっと中にあって指令を出す、システム開発を担当していました。システムがなければ機械はただの箱です。何かボタンを押すと、音量が変わったり、次の曲へ行ったり、早送り、巻き戻し、CDを取り出すなどあらゆる指令をだすメインシステムの開発です。先生はそのプログラムを作っていました。
プログラムを作る仕事はとても楽しかったのですが、製品を作って世の中に売り出すためには必ず乗り越えなければいけない試練がありました。それがテストです。
製品を作る会社には必ずと言っていいほど、テストを専門にしている部署があります。そこでは、作られた製品をあらゆる方法でテストしていきます。CDを裏返しで入れてしまったらどうなるか?1曲も入っていないCDを再生しようとしたらどうなるか?CDと間違ってDVDをいれてしまった場合どうなるか?など本当にいろいろなことを確認します。
そしてダメな部分を指摘されます。指摘箇所を修正する。を繰り返して完璧な状態に作りこんでいくのです。テストをすることでより自分の製品の質が高まっていと実感していました。

さて、みなさんが普段能開で受けているテストも似ていると思いませんか?みなさんを製品と例えるのは失礼かもしれませんが、まだまだ質が上がる可能性があるので、テストをして、指摘を受けて、指摘箇所を修正する。それを繰り返す。するとより質が高まっていく。こう考えると、テストをする理由は同じですよね。
テストは指摘をもらえる機会と考えれば、テストはみなさんの質を上げるチャンスです。指摘をもらったときは落ち込むこともあるかもしれません。先生もそうでしたから(笑)。でもこれを乗り越えるともっと良い自分に出会える、と考えてみてはどうでしょうか。きっと普段のテストにも、テスト結果の受け止め方も変わってくると思いますよ!みなさんは、将来世の中に出る立派な製品?にならなければいけないのですから。

さあ今日もみなさんに指摘するためのテストをしますよ!