3月も残すところあとわずか。3月は陰暦で「弥生(読めるかな?)」と言います。弥生という言葉は、もともと「弥:いよいよ」と「生:おいしげる」という意味を持つ2つの言葉を合わせたものなのです。春になり、いよいよ草木も生い茂る様子を表したことが語源となっています。また、3月6日ごろを「啓蟄(辞書で調べてみよう。「け」から始まります。)」と言い、これまで眠っていた虫が目覚めて外に這い出てくる様子を表しています。

草木も虫も硬い土を突き破って明るい外の世界へと飛び出すには、とても大きなエネルギーが必要になります。そのために、草木も虫も冬場は地面の中でエネルギーを蓄え、春が来るのをジッと待っているのです。

4月からは、いよいよ新しい学年が始まります。新学年のスタートに向けて「今年は部活動でレギュラーを取るぞ!」とか「○○中学・高校合格を目指すぞ!」といった目標を立てていることだと思います。新しいスタートに向けて立てた目標。それはみんなの「理想とする姿」では無いですか?理想とする自分になるためには、自分が思っている限界(殻)を突き破る必要があります。その限界(殻)を突き破るためのエネルギーとなる自信が必要になります。そして、その自信を手に入れるには、日々の努力を積み重ねること以外にありません。

みんなには無限の可能性が眠っています。その可能性を目覚めさせるためにも、自分の理想とする姿に近づくためにも、いつもよりも「ちょっとだけ多く」練習してみよう。いつもよりも「ちょっとだけ多く」勉強してみよう。その「ちょっとだけ多く」の積み重ねが、限界を突き破る大きなエネルギーに変わりますよ。