新しい学年にも慣れてきたころかと思います。
ところで、新しい学年を迎える際に「今年の目標」を決めましたか。
受験を迎える学年の人は志望校を決めたという人もいるのではないかと思います。
しかし、まだ「目標」を特に決めず(決められずに)にいる人がいるかもしれません。
そんな人たちに、目標を決めることがなぜ大切なのかを話します。

目標とは、例えて言うなら「たどり着こうとする目的地」です。
どこへ向かえばよいかもわからないまま目的地も決めずに歩き始めてもゴールにたどり着くはずがありません。
なぜなら、ゴールが決まっていないのですから。
行動を起こす場合も同じであり、目標がないままでは、何をやっても正しいのか間違っているのかさえもわからないでしょう。
こうなったら自分からは動き出せず、周りからの指図を待つだけの受け身姿勢になってしまい、自身の個性を発揮することも困難です。
ところが、いくら小さくてもきちんと自分で目標設定するだけでその状況は一変します。
目標に到達するまでの道筋を自分自身で考え、個性を発揮しながら進むことができるようになるからです。

宿題に取り組むにも「何のためにするのかをしっかりと考え目標を持って取り組む」という積極的にするのと、「宿題が出されたからする」という受け身的にするのではその学習効果が大きく違ってきます。
つまり、目標を決めるということは、そこに到達するまでの道筋も考えるということになるのです。
ゼミでノート評価の高い人は赤線の横が充実していたり、テスト直しに工夫がみられたり、解答解説をただノートに切り貼りするだけでなくプリントにアンダーラインが引かれていたり書き込みがされていたりと活用ができています。
ここにどのように勉強を進めるかの道筋が見えている人とみえていない人の差があるように感じます。

新しい学年に慣れてきた今の時期だからこそ、今年度の目標を今一度見直し、充実した1年にしてほしいと思います。