180709皆さんは、「3人のレンガ職人」というイソップ童話を知っていますか?

旅人が道を歩いていると、レンガを積んでいる3人の職人に出会い、「ここで何をしているのですか?」と尋ねます。
1人目は「レンガを積んでいるのさ」と答え、辛くて不公平だと考えていました。
2人目は「大きな壁を作っているのさ」と答え、家族を養うために仕事があることに感謝していました。
3人目は「歴史に残る偉大な教会を作っているのさ」と答え、教会の完成をイメージし、そこに訪れる人々の幸せまで考えていました。

同じ仕事をしているはずなのに、この3人の違いは何でしょうか?
それは、「目的」を持てているかどうかです。
「ただレンガを積んでいる」のと「教会を作るためにレンガを積んでいる」のでは、完成に大きな差がでます。

まもなく講習会がスタートしますね。
受験、将来の夢など、どんなことでもいいで、あなたの持っている「目的」をたまには思い出してみてください。
そうすれば、背筋が「ピンッ」と伸び、あとひと頑張りができますよ。

180702世界3大○○という言葉を聴いたことはありますか。
○○にはいろいろな言葉が入るのですが、日本のモノもたくさん入っているのに驚きます。
実は、この3大○○は、主に日本で使われている言葉なのです。だから日本の言葉が多く入っているといえば、納得ですね。

さて、3大○○といえば・・・。3大河川、3大夜景など、いろいろとありますが、皆さんは3大瀑布(ばくふ)って聞いたことはありますか。
瀑布とは滝のことです。
3大瀑布とは、①ナイアガラの滝(カナダとアメリカの国境)、②ビクトリアの滝(ジンバブエとザンビアの国境)、③イグアスの滝(アルゼンチンとブラジルの国境)のことを指します。
どの滝も、日本で見ることのできる滝の規模をはるかに凌いでいるので、その絶景は圧巻だといわれます。そして、その勢いも凄まじく、以前は、ナイアガラの滝は侵食によって一年間で滝の位置が1m以上も上流に移動していたといいます。
なぜ以前かというと、今は、技術の発達によって、1年間に3cmほどに抑えられているということです。
人間の技術の進歩って、滝の制御にまで及んでいるのですね。本当にすごいことです。

ここまでは、3大瀑布について述べました。では世界一落差の大きな滝を知っていますか。
この滝は、エンジェル・フォール(ベネズエラ)といわれ、落差は、979mもあるのです。
想像してみてください。想像を絶する高さです。もしかしたら、皆さんの近所の少し高い山よりも高いかもしれませんね。
そして、このエンジェル・フォールの最大の特徴は、滝つぼがないことなのです。
(※滝つぼとは、滝の真下にある水のたまっているところ、水深の深くなっているところのことです。)
この大きな落差のために、滝を落ちる水が散ってしまうのです。979mとはそのくらいの高さだということです。
でも、不思議なことに、散ってばらばらに降り落ちた水が集まって、滝のすぐ下からまた川が流れているのです。
なんとも、想像を絶する規模ですね。
このように、いろいろと調べてみると、いろいろな滝があることがわかります。

皆さん、どうですか。滝って面白いと思いませんか。
どのようなものでも興味を持って調べ、深めてみると、新しい発見や感動、そして、また新しい興味が生まれます。
ぜひ、自分の好奇心を大切にしてください。

この夏、好奇心を持って先生を「あっ」と驚かせるようなノートまとめをしてみませんか。

180625この間新学期が始まったと思ったら、もう6月も終わります。1学期は学校でも能開でも、まだ習ったことないことに向かったり、今までしたことのないほどのたくさんの課題を出されたり、大変な思いをしながら勉強に向かっている人も多いでしょう。そして苦しい中で、こんな疑問が浮かんでくることがあるかもしれません。

「どうして勉強しなきゃいけないの?」

そんなみなさんに、この春出版された「答えのない道徳の問題 どう解く?」という小学生向けの本を紹介します。
「食べていい動物と食べちゃいけない動物の違いってなんだろう?」
「どうして正義のヒーローは、悪者を殴っていいんだろう?」
「ネット上の友だちと学校の友だち、どっちが本当の友だちって言えるんだろう?」
など、大人でも考えこんでしまうような問題が出されています。それに対してジャーナリストの池上彰さん、詩人の谷川俊太郎さん、卓球の水谷隼選手など著名人が答えてくれています。その中にこんな質問があります。

「どうしてお母さんはボクの嫌いな勉強をおしつけてくるんだろう?」

それに対して、将棋棋士の羽生善治さんが回答しています。
__この世界にはたくさんのものがあります。目に見えるもの、見えないもの、手にふれられるもの、ふれられないもの、その一つひとつを知ってゆくのが勉強で、外で遊ぶのも勉強です。 ~(中略)~ たくさん勉強して、たくさん遊んでできるだけたくさんのことを知ってください。そして大人になったときにいらないものを自分の判断で捨て、残ったものがあなたが勉強したものです。

この本は答えを出すことが目的ではなく、この本をきっかけに子どもたちが深く考えるためのきっかけとなるようにつくられたものです。羽生さんの答えもひとつの答えであると思いながら、先生も考えてみました。
先生自身、小学生・中学生のときにほとんど勉強しない子どもでした。誰よりも勉強していなかった自信があります。特に算数・数学は嫌いで、因数分解や平方根なんていつ使うんだ?分数・小数の計算なんか電卓でできるじゃないか、なんて思っていました。
そんなことで高校入試がうまくいくはずもなく、第一志望の高校にはいけませんでした。でも、どうしても大学にいって英語が勉強したい、第一志望の高校にいった中学の同級生よりも勉強してやろうと思い、振り返ってみると大学入試のときが人生で一番勉強したという自信があります。そして大人になって難しい課題を出されても、受験勉強のことを思い出すと、何でもできそうに思います。あのころがんばった自分が今の自分を支えてくれていると思っています。
大人は「勉強しておけばよかった」という思いか、「勉強しておいてよかった」という思いのどちらかを、誰しも持っています。あのとき勉強しておかなければよかったと思うことはありません。
勉強を続けることは大変です。時に悩んだり、迷ったり、投げ出しそうになったりします。でもそれは皆さんががんばっている証です。

勉強をする意味や価値はあるのか。その答えは勉強をしていく中で一人ひとりが見つけることができます。苦しくても前進していけば、答えは見つかります。しなければ見つかりません。

180618みなさんの中には「覚えるのが苦手」という人が結構いるかもしれません。
算数や数学の公式、漢字・ことわざ、理科の語句、社会の歴史の年表などなど。
中学生が、定期テスト前にひたすら学校のワークを繰り返し解きまくっていて、「時間が足りない」ということを聞きます。

元来、記憶のメカニズムで言うと「興味を持つモノ」に対して記憶の定着率は
話を聞く5%
本を読む10%
実際のモノを見る20%
ノートを取る30%
討論する50%
実際にやってみる75%
人に教える90%
と、確かにただ単に見たり聞いたりするだけより、「実際にやってみる」からが飛躍的に数字が上がっています。

しかし本当に何回も何回も解かないと覚えられないのでしょうか。
よく「あいつは生まれつき記憶力が高いから1回見たら覚えられる」という人がいますが、ただ単に覚えることだけをしていると、いずれ記憶の器もパンパンになって、最終的には以前のように簡単に覚えられなくなります。この先たくさんの覚えることが待ち受けているのですから、できるだけ丸暗記する際の「脳のメモリー」は空けておけるように工夫して覚えるべきです。

ではどのようにして工夫するのか。
人によって様々でしょうが、先生がおススメするのは
【理解して覚える】【こじつけて覚える】です。
全く別物のように思えますが、【理解して覚える】のであれば、記憶する部分とは別に思考する部分が動きます。そうするとより深く記憶回路に残ります。
これに対し【こじつけて覚える】のは、どうしても理解ができないモノでも何とか覚えようとして思考するから、最終的には頭に残りやすいです。
例えば北方領土は本土に近い方から「歯舞⇒色丹⇒国後⇒択捉」の頭文字を並べて「はし(デ)くえ」となります。「箸で食え」と覚えればガッツリ残りますね。何も考えない丸暗記とは大違いですね。

覚えたいことをスキマの時間を利用して日々何回も繰り返すとさらに有効的です。トイレの前に貼ってみるのもいいですね。

能開の勉強と学校のテスト勉強・宿題などが重なっていて苦労している人も多いかもしれません。
学習総量の確保は大前提ですが、ちょっとした工夫で脳のメモリーに空きを作ることはできます。
工夫をするというのはボーっとする時間をなくすことに直結です。つまりは集中力がアップするということです。

今年の夏は工夫をして脳を鍛え、合宿・講習会を愉しみましょう。

180611現在、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐になっているイチロー選手が、自身が大会会長を勤める少年野球大会の閉会式に出席した際、少年たちにメッセージとして『自分は人の2倍も3倍も、頑張っているということは全くありません。「人と比較」するのではなく、自分が限界だと感じた時に、あと少しだけ頑張るということを続けてきたから、今の自分があります。自分の中で、ちょっとだけ頑張るということを続けていくと、将来、思ってもいなかった自分になっていると思います。』と語っています。

イチロー選手というと「野球の天才」でありながら、人の2倍も3倍も努力する「努力家」というイメージがありますが、『人の2倍も3倍も、継続して頑張ることなんてできない。』と断言しています。イチロー選手はさらりと言っていますが、「自分の限界より、あと少しだけ頑張る」ということは、トップアスリートだからできるのであって、並大抵のことではできません。いきなりそう言われたら、多くの人が『そんなの無理!』と思うはずです。抵抗なく受け止められるのは、自分の能力にかなりの自信がある人でしょう。しかし、ハードルを下げて、「今の自分より、少しだけ頑張って、それを毎日続けていく」ことならやろうと思えば、誰にでもできるのではないでしょうか。これは野球などのスポーツのみならず、勉強についても言えるのではないでしょうか。

では、「少しだけ頑張って、それを継続していく」とどうなると思いますか。又、「少しだけサボった場合」どうなると思いますか。今の自分の力を100とします。『10%アップぐらいならできます。』という人がいるかもしれませんが、少しだけということで、あえて5%アップを目指して頑張ることとします。毎日、たかが5%のアップと思われるかもしれせんが、例えば、これを夏休みが始まる日から40日間続けていくと、100×1.05×1.05×……(1.05を40回かける)≒704と最初の自分の力より約7倍もレベルアップしたことになります。少しの努力を毎日継続しただけで、7倍もレベルアップできるなんて凄過ぎると思いませんか。そんな自分を想像してみてください。ワクワクしてきませんか。まさに「継続は力なり」です。一方、少しサボって5%ダウンの95で夏休みの40日間を過ごしたとすると、100×0.95×0.95×……で同様に計算すると≒13と始めの自分の力の1/7以下となります。頑張った1.05倍とサボった0.95のわずか0.1の差が40日間も続くと704÷13≒54倍というとんでもない差となっていきます。

あと1ヶ月もすれば、長い夏休みに入ります。夏休みは、能開の教育行事として講習会、合宿、8月ゼミなどがありますが、学校での授業がないため、部活が忙しい人でも、自由な時間はたくさんあります。この自由な時間を、今までより少しだけ頑張って、それを継続していきましょう。その頑張りを継続することが、自分の成長に繋がるはずです。

1806046月に入りました。
先生の家の前には田んぼがあります。その田んぼで先日「田植え」が行われていました。
今は小さな苗が等間隔に並んでいます。これがどんどん伸びて、秋には稲穂となり、お米が収穫されますね。先生はこの家の前の田んぼを見て季節を感じます。

ところでこの「田んぼ」。
ちょっと前までは蓮華草が一面に咲き、それで春の訪れを感じさせてくれていました。この「蓮華草」ですが、勝手に咲いているものではなく、農家の方がわざわざ種をまいているんです。何のためか。それはこの蓮華草自体が肥料になるからです。
蓮華草には根っこのところどころに「根粒」というこぶがあり、このこぶの中に「根粒菌」という細菌がいます。根粒菌には、空気中の窒素を植物の成長に必要な養分に変える能力があり、蓮華草自体、根粒菌から養分をもらっています。つまり、蓮華草自身が、窒素をたくさん蓄えた肥料みたいなものなのです。
それを機械で土の中に混ぜ込むことで、土の中の肥料分が多くなるんです。
こうやってたくさんの肥料を蓄えた土に水が張られ、今のように苗が植えられていきます。
ここから先はどうなるかというと…
苗は水と養分をたくさん吸収しながら大きくなっていくのですが、その途中では「中干し」といって、地面にひびが入るくらいに水を抜く期間があります。
目的は色々ある(去年の切り株の残りが腐って発酵して出るガスを抜く・余分な分けつ(茎が分かれる)のを防ぐ・土の割れ目から新鮮な空気を入れる など)そうなのですが、その一つに『稲に水を与えないことによって稲にしっかりと根を張らせる』という目的もあるそうです。稲にとっては水がなくなるのは厳しい環境のようにも見えますが、そういう環境だからこそ根がしっかりとはられ、丈夫で倒れにくい稲になり、そこに付く稲穂も良いものが出来るそうです。

皆さんの勉強も同じではないでしょうか。
学力という稲穂を大きく実らせるためには、たっぷりと養分(知識)をたくわえていく必要があります。ただ、それだけで学力が向上するわけではありません。たくわえた知識を使う場面や、それを試される場面、また今もっている知識をつなぎ合わせて、初めて見る問題に活用していく場面を乗り越えていく必要がありますし、なによりそういった場面を乗り越える強い気持ちを身につけることは、一筋縄ではいかないかもしれません。ときには「中干し」のように厳しく感じることもあるでしょう。
ただ、そういった厳しさを乗り越えるからこそ、夏以降には大きな収穫が待っているはずです。
今目の前に勉強に苦戦している人も、乗り越えようと思って挑戦している人は、きっと乗り越えられます。秋の収穫を目指して、がんばりましょう。

180528五感――視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚。この中でみなさんは日常、どれをよく使っていますか? 情報収集、ゲーム、勉強などを例に考えると、スマホやネットを見る、音楽や英語を聴く、でかなりの比重で目と耳を酷使していることでしょう。今日は日頃あまり意識されない「嗅覚」について考えてみましょう。

一般的に、動物にとって敏感な感覚は「嗅覚」といわれます。犬が初めて出会う物を「におい」をかいで判断するのを見たことがありますよね。においをかいだ瞬間に過去の光景がフラッシュバックしたり、特定の人や場所を思い出すのを「プルースト効果」といっていろんな分野で応用されています。そして「におい」は古い記憶や喜怒哀楽の感情を強く引き出す、五感のうち、嗅覚が最も感情をゆさぶるとまでいわれます。

「おいしい!」という感情をおこす「味覚」も嗅覚と密接な関係にあります。「おいしい」と感じるのは味だけでなく「におい」も大きく影響しているのです。強烈なにおいで知られる「フナ寿司」や「ドリアン」も、ためしに鼻をつまんで飲んだり食べたりすると、あまり味を感じなくなります。ただ、食べてノドを通過してから鼻にもどってくる香りもあるので厄介ではありますが、五感の中で嗅覚は記憶・感情など脳に直結しているのです。

においと結びついた記憶は他の記憶よりも強く残るということを実験したテレビ番組がありました。テスト勉強で漢字を覚える際にコーラの香り付消しゴムを使うのと使わないのとでは、正答率が「使わない」:75%、「使う」:83%、という差が出たのも驚きです。短絡的になるのはいけませんが、やる気が出たり元気になったりするのであれば、「におい」を生活習慣に取り込むのはよいことでしょう。

以前、毎朝カレーを食べて全力でトレーニング・試合をこなしたイチロー選手は、カレーが大好物だったというよりは、日々の厳しい習慣を徹底するための味・香りだったのかもしれません。

がんばる経験は将来の自分の財産になります。そのがんばる経験(習慣)を思いおこすきっかけになるように、自分に合う、好きなにおいを見つけ出して、においを活用しながら日々勉強に取り組みてはどうでしょうか。

180521読書会もあるので、読書のことを少し話したいと思います。

読書にはどんな効果があるのでしょうか?一般的に、次の3つの効果があると言われています。

読書の効果その1「文章を読む力・理解する力が高まる」
読書をすることで、文章の内容や流れ、登場人物の心の動きや考えをつかんだりと、「文章を読む力」「文章を理解する力」を身に付けることができると言われます。

読書の効果その2「文の組み立てや構成がうまくなる」
人は生活の中で、文章を考える機会は多くあります。特に自分の思いを人に説明するには説得力のある文章が必要です。文章表現力を高めるためには、文章をたくさん書くことも重要ですが、良い文章を読み、どのような法則があるのかを学ぶことで、文章表現力が身に付くという効果もあるとされます。

読書の効果その3「発想力が豊かになる」
色々なジャンルの本をたくさん読む。例えば、色んなジャンルの小説を読めば、場面をいろいろ想像したり、自分を主人公に置き換えてたくさんの間接体験ができ、様々な違った見方・考え方をする効果があるので、発想の引き出しを増やことにつながります。この引き出しの多さが発想力を生むと言われます。

これら3つの効果から生まれてくる力は、勉強(学習)する上では基本となるものです。
読書によって、この勉強の基本となる力を養っていきましょう。
最後に、読書に関する四字熟語を紹介します。

「読書三到」 この言葉は、もともとは、古代中国南宋の時代、朱子学をつくったことで有名な朱熹という人が、「訓學齋規」という書物で主張した「読書に必要な三つの心得」です。
どんな内容か簡単に言うと、「読書には三つの到る道がある。それは心到、眼到、口到である。」というものです。
「心到」とは、心を本に集中させること。「眼到」とは、しっかり目で本を読むこと。「口到」とは、声に出して本をよく読むことを意味します。もう一つ注意して欲しいのは「到る」という言葉です。「到る」とは、徹底的に行うという意味です。つまり読書に到るというのは、単に本を読むことを言っているのではなく、文章に書かれている内容、真意を理解することを言っているのです。先に話した勉強の基本となる力のことです。
さらに朱熹は続けます。「このなかで心到が最も重要なものだ」と。文章に心を集中させて、さあ、みなさんも勉強の基本力を養うために、「読書三到」を心がけてみませんか。

180514150。
最近わたしが意識して見ている数字です。
きっかけは、ちょうど一年前のいま頃にさかのぼります。

わたしが暮らしている神戸市では神戸港開港150周年を記念したイベントを行うということで、街には開港150周年を記念したポスターが貼られ、CMもよく目にしました。
神戸港の近くで働いていて、ポスターやフラッグを毎日見ていたわたしには、それはなんてことはない、いつもの風景の一つでしかありませんでした。
「ふ~ん、開港150年ね・・・。ちょうどキリのいい数字やな」

季節は変わり、その年の冬、京都の二条城で行われていたイベントに出かけました。そこでも「150」を目にしました。二条城入り口の門のそばでした。あまり視力がよくないので、150が書かれたポスターに近づいてみると、「大政奉還150周年」と書かれていました。
「そうか、二条城は大政奉還が行われた場所やしな。へぇ~、150年前か。」

年が明けて、2018年。大河ドラマ「西郷どん」をボーっと見ていたわたしの目に、またも150が飛び込んできたのです。今度は、「明治維新150年」。そのあとも、「兵庫県政150周年事業」、「北海道と命名されて150年」など、150を目にするようになったわたしは気がつきました。
「そうか!幕末から明治維新は日本の転換期。だから日本各地で150に関するあれこれがあるのか。ほかにもどこかで何かイベントでもあるんかな?」

この一年間、たまたま定期的にわたしの目に飛び込んできた「150」ですが、このできごとで気づいたことがあります。それは、なんと自分がボーっとして毎日を過ごしていたのか、ということです。「あることをある場所で見た」ということだけを記憶して、実はそのとき、ほんの少しだけわいた好奇心をその場に置き去りにしたまま毎日を過ごしていたのです(幕末の日本史が好きなくせに)。いまのわたしは、150を目にすると、とりあえず、インターネットで検索してみるようになりました。150にまつわる知識やイベント情報も得られ、かなり好奇心を刺激されます。
「毎日が面白くないな・・・。」
なんて思うことはありませんか。楽しいこと、面白そうなことは、実は自分のまわりにたくさん隠れています。それに気づいて、面白くない毎日を面白くしていくのは自分次第です。きっとあなたのまわりにも、あなたの好奇心を刺激する何かが隠れているはずです。気候のよいこの季節、それを探してみてはどうですか。

さて、歴史が好きな子は、なぜ神戸港開港150周年が2017年なのか気になりませんでしたか。日米修好通商条約は1858年と習いますよね。この先はあなた自身で調べてみてください。

180507新学年が始まって1か月が経ちました。新しい学年での勉強が始まって「大変だなー」と思っている人も多いのではないでしょうか。

特に、中学1年生や小学5年生、6年生の皆さんは、教科としての「英語」を初めて勉強していると思いますが、どんな気持ちで取り組んでいますか? もちろん最初から楽しんで取り組む人もいますが、学校や能開で授業があるから勉強するという人もいるでしょう。

そんな人たちは少し視点を変えて考えてみてはどうでしょうか? 例えば、「好きな外国映画やアニメを字幕なしで見てみたい」や、「洋楽の歌詞の意味を知りたい」など理由は些細なことでいいと思います。そこから、興味がわき、知りたいと思い、調べたりすることが勉強になるのだったら、勉強そのものを楽しめると思います。

楽しく学ぶためには何が必要になるのでしょう? 一番必要なことは「なぜ?」という気持ちを持つことです。いろいろな物事に対して興味を持ち、なぜそうなるのか?ということを考えること、つまり「好奇心」が大切です。

「好奇心」とは、わからないものに対して理由や意味を考えることです。皆さんは普段、自分の趣味にしていることに対して深く知りたいと思ったり、もっと上手くなりたいと思ったりしていませんか。そして、思っただけではなく、その思った状態に近づくためには少なからず努力をしているのではないかと思います。好きなことなので、その努力は苦にならないことかもしれませんね。

夏には合宿や講習会など色々な行事が開催されます。ちょっとでも興味関心が出たものには、率先して参加してみてください。そこには、きっとあなたの「知的好奇心」を刺激してくれるたくさんのことが待っていると思います。