「小学生」「中学生」「大学生」っていうのに、「高学生」ではなく「高校生」なのはなぜなのでしょうか?

皆さんは「ノーベル賞」を知っていると思います。
実はこのノーベル賞のパロディとして「イグノーベル賞」というものが存在します。
この賞は人々を笑わせながら、その一方でいろいろと考えさせられる研究に対して贈られるものです。
先生はこの賞の授賞式をいつも動画で見ています。
とにかく研究のテーマが面白い。

◎床に置かれたバナナの皮を人間が踏んだときの摩擦の大きさ
◎ヘリウムガスを使うとワニのうなり声も高くなる
◎多くの哺乳類は、お尻から呼吸する能力をもっている

実にくだらないが、それらが持つ意外な意味や科学的面白さを教えてくれる。
「どうしてそこに着眼できるのか?」不思議でならない。
またこの賞では、日本人が18年連続受賞しているのもまた面白いし、大学教授や民間の研究機関の研究員などが真面目に研究しているというところも面白い。

「探究」とは、物事の本来の姿やあり方を探り、その物事を明らかにすることである。
高校などでは、生徒が自分で課題を設定し、情報収集・整理・分析をおこない、周囲と協働しながら課題解決に向かう学習が広くおこなわれている。
またそのような生徒自ら課題解決に向かう姿勢・考えを評価する大学入試も多く取り入れられている。
決まった内容を暗記したり、解き方を覚えて復元したりするような勉強も大切だが、狭い枠にとらわれずに、自分が疑問に思ったこと・関心あることを掘り下げる勉強も大切である。
先生は、それこそ「予習・ノートまとめ」って探究だと思う。
未知の分野・単元に対して、知ることの喜び・さらに生まれる発見・それに伴う疑問などを深めてみることができるのが予習であり、探究だと思う。
えっ?なぜ「高学生」ではなく「高校生」なのかだって??
そこに疑問を感じたのであれば、まずは調べてみよう。
それが探究の第一歩なのです。