200225

皆さん、こんにちは。
長かった休校から、色々なことがようやく元に戻ろうとしてきています。
なかなか学校に行けなかったり外出できずに家の中で過ごすことは、楽なようで大変。
とくに再開してから元に戻すまではとてもきつく感じたと思います。

実は人の体には、なるべく今の状態でいようとする働きがあるのです。
暑くても寒くても体温が同じように、元の状態のままでいようとする働きで健康を守ってくれているのです。
これを「恒常性=ホメオスタシス」と言います。保健体育でも習いますよ。

生活習慣でも同じことが言えます。毎日同じような時間に目が覚めるというプラスのホメオスタシスもありますが、朝ぎりぎりまで寝てしまうとか、いけないと思いながらも夜遅くまで動画を見てしまうなどのマイナスのホメオスタシスもあります。

休校期間中、少しのんびり生活が続くとそれが当たり前になって体が覚えてしまったんですね。だから、急に戻そうとするときつく感じるのです。

同じような行動をしばらくしていると、それが当たり前になってなかなか変わらなくなる。プラスならいいけど、マイナスだと問題ですね。

例えば、ずっと家にいてゴロゴロするクセがついてしまった時、「いかんいかん。よ~し、今日からやるぞ~!」と思ってやり始めるのですが、2~3日するとソファーやベッドで「ちょっと休憩」が始まって、気が付いたらゴロゴロ生活に戻ってしまう。よくあることですね。これを三日坊主と言います。

このマイナスのホメオスタシスを打ち破る方法は、「強い刺激と仲間の存在」です。

スポーツでは、少しきつめの練習をしたりスピードを速くすることで成長していくように、勉強でも同じレベルばかりでなく難しい問題にトライしたり、たくさんの問題を短時間にできるよう挑戦したりという「刺激」が必要です。そのときに大切なのは一緒に頑張る仲間です。目標とする人を見つけてその人の行動とやり方を真似してみるといいですよ。

目標にして欲しい先輩たちも能開にはたくさんいますので、今度紹介していきますね。

この夏は、プラスのホメオスタシスを作る絶好のチャンスです。

いつもとは違う強い刺激がある生活を続けて、全国の仲間と一緒に良い習慣づくりをしていきましょう。初めはきついけど、その時に楽な方に行かないこと。みんなで励まし合って乗り越えたら、今度は自分が目標とされる人になっているかも。楽しみですね。