「アルプス一万尺」という歌を知っていますか。
先生は、昔「せっせっせーのよいよいよい」という掛け声に続いて、この手遊びをどれだけ早くできるかという遊びをお友達としていました。
さてこのアルプス一万尺。これについて、いろいろ思い込みで勘違いをしていたことに大人になって気が付きました。知らない人がいるかもしれませんので、今日はアルプス一万尺の真実をお伝えします。

真実① 実はこの歌…
手遊びで遊んでいたと言いましたがその歌詞は「アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りをさあ踊りましょ」でした。
しかし!この歌には続きがあります。その続きですがなんと29番まであります。すごく長いですね。ちなみに先生の好きな歌詞は11番の「やまのこだまは かえってくるけど 僕のラブレター 返ってこない」です。いや、雄大な自然を想像していたのに突然のラブストーリー!?と驚けるところが好きです。

真実② アルプス山脈かと思ったら…
この歌、YouTubeなどで検索すると高確率でアルプスの少女ハイジに出てくるような、雄大な景色を背景に歌われています。なので外国の歌で間違いない!と思っていたのですが、なんとこれ、「日本アルプス」を歌った歌なのです。急に身近に感じますね。

真実③ コヤリの上で…
歌詞の中にある「小槍の上で」子供の時、私は「コヤギの上で」だと思っていました。
でもよく考えたらコヤギの上でダンスを踊ろうなんて非常に残酷な歌になってしまいますね。実はこの小槍、槍ヶ岳の山頂付近にある岩の名前なのですが、ロッククライミングの技術が無いと登れないような険しい岩です。また非常にとんがっているため、踊りを踊るのはほぼ不可能です。

これが真実です。どうでしたか? 全部知っていた人は少ないのではないでしょうか。
みなさんが身近に聞いている童謡ですが、実はこれほどの不思議な真実が隠されています。身近なものであっても、「これなんだろう」「これ不思議だな」と少し考えて、掘り下げて調べるだけで、もっと面白いことに気がつく可能性があります。

生活のことでも、勉強のことでも、「なんだろう」の気持ち、大事にしてください。
みなさんが思う、大発見や大発明も、その小さな「なんだろう」から生まれているかもしれませんよ。