ショート動画の一番の視聴理由は「気軽さ」です。
短いから「これくらいの時間なら投資しても良いかも?」というさほど本気度が高くない状態からでも気軽に動画を視聴することができるのです。
また、移動時間や、スキマ時間といった本当に短い時間であっても視聴が楽しめたりする点も魅力です。
「ながら」見という言葉を使うならば、主婦の方がお料理しながら、会社員の方が帰宅しながら、学生は勉強しながら、つまり他に何かをしている途中でも情報がキャッチできるという点も人気の理由かも知れません。
 短いのであまり頭を使うことなく、好きな動画を選択できる便利な時代がやってきましたね。
 
しかしながら、ショート動画は便利と思う反面、人間の集中力低下を餌とした戦略であるとも捉えることができます。
そもそも短いよりも長い方がたくさんの情報が伝えられるのでよいはずです。
にも拘わらずそれでもショート動画を見る人間が増えてきているのは「若者の10分間のYouTubeすら耐えられない化」が加速しているからではないでしょうか。

さて、皆さんはいかがでしょうか。
授業中、演習中、読書中など、1点に集中することはできていますか。
たのしいことに対して集中できるのは当たり前で、それに対し、やらねばならないことやあまり好きではないことに対してもしっかり集中することができていますか。
昔々、先生が生まれる前などは録画という機能はテレビについていませんでした。
だからこそ1回きりなので、しっかり番組を見よう!という意識が高かったはずです。
今は録画に早送りに、2倍速にどんどん時間を短縮する機能がたくさんついています。
もちろん昔よりも今の方が忙しい人間が増えているので仕方がないのかもしれません。

さて、ここからが最も伝えたいことです。

皆はきっと忙しいと思います。
部活が以前のように活発になったり、パワーポイントをつくる宿題を出されたり、いろいろと。

だからこそ、一度やったことをもう一度繰り返す労力はなるべく減らしていきましょう。
その方があとで楽です。
集中力が低下している人が増えたということは、逆に言えば意識次第では集中力を向上させることができるはずです。
一度で取り込む力が増えれば今まで以上に能開の繰り返し学習の効果効能が上がります。

さぁ、今こそ「一度で身に着ける集中力」を高めていきましょう。