141229こんにちは。講習会まっさかりのこの時期、みなさん勉強に集中できていますか?
今回の朝礼では次の言葉を紹介したいと思います。

「相手の立場になって見る」
これは先生がまだ学生のころ、社会に出ようとするときに大学の教授から教えられたことです。先生は「相手の嫌がることをしない」ことだと思いました。しかし教授が教えてくれようとしたことは違っていたのです。先生が思ったことは「相手の立場になって考える」ことです。「見る」と「考える」の部分が違いますね。その大学教授は先生に二つの言葉の違いを教えてくれました。
「考える」は、「相手の気持ちを考えて、自分がされて嫌なことは相手にもしてはいけない、相手の気持ちを考える」ということです。
しかし「見る」は相手に「どう見られているのかな」と相手の視点で自分自身を客観的に見ることです。先生たちは意外と?考えています。例えば、授業をしているときでも、生徒みんなは分かっているのかな?聞き取りやすく話せているかな?と教室の中で皆さんと同じ視線で見ようとしています。そうすることで、分かりやすい授業や、板書が分かりやすい、見えやすいということに繋がっていきます。
また教室では随時面談を行っていますね。ティエラの先生たちはみなさんや親御さんに分かりやすく説明ができているのか。身だしなみは恥ずかしくないのか。教室に対してはどのようなイメージを持つだろうか。など視覚的な工夫に努めようと考えたりします。
そこで皆さんはどうでしょうか?この時期、講習会では誰もががんばっていると思います。みなさんのがんばりは親御さんや先生の目にはどう映っているでしょうか?授業中や休み時間の様子はどう周りの仲間の目に映っているでしょうか?ゼミ期間の家庭での過ごし方はどうでしょうか?メリハリがあると見られているでしょうか?ダラダラと過ごしているようには見えていないでしょうか?
一度、じっくりと周りの目で自分自身を見てみてください。最初は難しいかもしれませんが慣れていけばよく見えるようになっていきますよ。
さあ2015年の幕開けです。先生も2015年は今まで以上に自分を客観的に見ることができる人間になります。

1412223年前、小中高と同じ学校に通った幼なじみが、ガンでこの世を去りました。彼は明るく、元気で、まさかこんなに早く亡くなってしまうとは、夢にも思いませんでした。先生は当時、非常にショックを受けました。

彼は高校卒業後、周囲のほとんどが大学に進学する中、板前になると修行を積んで十数年。念願の自分のお店を構えることができました。先生はお酒が飲めないのですが、それでも彼の作る料理を食べに、彼の話を聞きに、その店に足を運びました。といっても、ごくたまにですが。
正直、あの店に行けばいつも彼や昔の仲間に会えると思っていました。だから、急がなくても、会いたくなったらいつでも会えるから、時間ができたら行こう、と思っていました。
でも、それはもうかないません。彼はこの世にいないわけですから。何となく、心のよりどころを失った気分でした。幼い頃から互いを知っている友に先立たれるという寂しさってこういうものかと。病気がもっと早くわかっていれば、治療もできたはずなのに。

今でも時々思い出します。小学校の帰りに、二人ともスキーを履いたまま、雪の積もった田んぼの上を延々と歩いて帰ったこと。薄暗い夕空の下、冷たい風を頬に受け、足先も冷えて痛いのですが、それでも何だか楽しくて、ゆっくりゆっくり家路に着いたことをおぼえています。

何かを失う時、そして出会う時。テレビドラマのナレーションや効果音、スポーツ中継の実況や解説に慣れていると、「ああ、現実はこんなに静かに『その日』『その時』が来るのか」と感じずにはいられません。

物事にはいつか終わりが来ます。人間の一生も必ず終わりが来ます。しかも、それは静かにやってくるのでしょう。普段からあまりうるさい音の中でばかり暮らしていると、耳を澄ましていないと、こちらに近づいている足音に気づくことができないかもしれません。何も命だけではありません。自分にとって大切な人、大切なことに気づかず、すれちがったまま、時間だけが過ぎていきます。

いつも誰かと一緒にいなければ生きていけないのはおかしなことです。孤独とは何も悪いものではありません。時にはひとり静かに、耳を澄まして世間の、自分が生きている今の「音を、自分の耳でしっかりと聴く時間があってもよいかと思います。
“hear”(聞こえる)のではなく“listen”(注意深く聴く)すること。講習会中も家庭学習そして授業においてもぜひそんな姿勢で臨んでください。きっとこれまでとは違うことに気づくはずです。

141215今日はジャニーズについて少し話をしたいと思います。

SMAPは知っていますよね。国民的男性アイドルといえば「SMAP」と答える人が多いかと思います。
でもSMAPのほんの少しだけ先輩の伝説のアイドル「光GENJI」というグループがいたことを、知っているでしょうか?

ローラースケートを履いて歌って踊るアイドルでした。今の「Kis-My-Ft2」の元祖です。当時の人気は凄まじく、恐らく皆さんの想像が及ばないくらいの凄さで、音楽番組に出ると女性ファンの歓声というより絶叫というくらいの歓声で、司会の声が聞こえないことが普通でした。コンサートも凄いの一言。
興味のある人はYouTube等で動画を見ることができます。

様々な理由があったそうですが、光GENJIの人気は長続きせず、10年を経たずに解散してしまいました。一方SMAPはほぼ同じ時期にデビューし、当時としては珍しくアイドル王道路線だけでなくバラエティやドラマに出たりして地道にキャリアを積み上げ、今や知らない人はいないくらい国民的アイドルになりました。デビューして20年以上も活躍しています。

SMAPのように長く続けることというのは凄く大変です。そして、それをできる人はそれだけで才能があります!
スキージャンプの「葛西紀明」選手(残念ながら「レジェンド」は流行語大賞に選ばれませんでしたが)、中日ドラゴンズの「山本昌」投手、サッカーの「三浦知良」選手、ゴルフの「青木功」選手なんか凄いですね。ずっと現役を続けている、それだけでニュースになります。それくらい凄いことです。先日亡くなった俳優の「高倉健」さんも映画一本で長く活動されていましたね。
彼らはその競技なり演じることを愉しんでいたのではないでしょうか。愉しむ気持ちがなければ続けられないのではないでしょうか。

ここで勉強の話になりますが、東大に合格した人は高校生から急に猛勉強して合格した人はまれで、小さい頃からコツコツ勉強というものを頑張って続けてきた人が多いと思います。長く続ける才能を持っていたから合格を勝ち取れたのではないでしょうか?
そして続けることができたのは、自力で解いてわかった瞬間の喜び、勉強していて愉しいという気持ちがあったからだと思います。

もうすぐ冬休みですね。皆さんには講習会や正月特訓が待っています。これを続けていくことは凄いですよね。でも学年が上がるにつれて部活が大変だとか、勉強が難しくてついていけないとか、様々な理由で勉強することを止めてしまう人もいますが、もったいないです。続けていくことで今まで知らない愉しさを発見できることが多々あります。

先生は小学校では算数が嫌いで苦手だったのに、高校では数学は解いていて愉しいと思いました。だからでしょうか、得意になりました。数学を続けていたから経験できたことです。
続けるには、何でも良いですので夢を持つといいと思います。

「長く続ける」、大変かもしれませんが、皆さんには頑張ってほしいなと思います。

1412088月の朝礼で、未来のエネルギー「核融合発電」が紹介されていましたが、いよいよそれが現実のものとなるというニュースが飛び込んできました。

10月中旬、アメリカで航空機や宇宙船を作っているロッキード・マーチンという会社が、10年以内に大型トラックの後部に入るサイズの核融合炉を実用化できると発表しました。
この発表がどれほどすごいものなのかを説明していきたいと思います。

まず、核融合発電って何?という人のために簡単に説明すると、「小型の太陽を作り、そのエネルギーを発電に利用するというものです。(太陽は「水素の塊なのですが、その中心で水素同士が融合して「ヘリウムに変わるときに莫大なエネルギーを発生させています。)
海水から作られる物質を燃料として利用するので、燃料がなくなる心配はほぼありませんし、同量の石油の約1000万倍ものエネルギーを生み出せるため、化石燃料を使った火力発電よりもずっとエネルギー効率が高まるそうです。

2019年からの稼動に向けて、国家の枠を越えて、日本・アメリカ・EU・ロシア・中国・韓国・インドによる協力体制の下で開発が進められています。しかし、想定される融合炉のサイズは直径が約30m、高さは60mほどあり、かなり大型です。それもまだ実験段階のものなので、発電所としての完成には程遠く、21世紀中に実用化するのは不可能とさえ言われていました…。

しかし、ロッキード社の人たちは諦めませんでした。研究・開発を続けた結果、融合炉を小さくすることで、実用化までの期間を大幅に短縮することができるという革新的な発見をすることができたのです。夢を夢で終わらせない、あくなき努力の賜物ですね。

まだ放射性廃棄物の問題は残っているようですが、将来的にはその問題も解決できる可能性があるとのこと。この発電が実用化されたら、蒸気機関の発明による産業革命以上の革命が起こるに違いありません。

どうか先生が生きている間に実用化されることを祈るばかりです。

14120111月も半ばを過ぎ、寒い季節になりました。コンビニに行くと、おいしそうな「おでん」を目にします。
この「おでん」いつ頃から売られ、いつ頃が一番売れるか知っていますか?

実は、今年コンビニで販売されたのは、セブンイレブンは8月11日、ローソンは8月12日なんだそうです。えっっ!と思いますよね。8月ですよ。先生も夏のくそ暑い時期に、おでんがコンビニで売られているのを見て、「あほちゃうん?こんなん買うやつおらんやろ?」と疑問に思ったんですが、調べてみると、実は「お盆を過ぎたらおでんを売れ」というのはコンビニ業界ではもはや常識なんだとか。
寒いからおでん、ではなく寒く感じるからおでん。だから昨日よりも肌寒く感じる日が多くなると、夏でもおでんを食べようかな?というニーズが出てくるそうです。

また、おでんが一番売れる時期も、寒さのピーク時である1月や2月ではないそうです。一番売れるのは、10月~11月。理由は分かりますよね?季節の変わり目で、ちょっと肌寒く感じるような時期。体感温度が下がったと感じる日が多くなる時期。寒くなったからおでんを売りましょう、では機を逸するのです。

この時期に向けて、8月から販売し、お客さんに寒くなったらおでんですよ~と仕掛けをし、9月にTVCM攻撃。そして一番売れる11月に70円キャンペーンでお客さんにいっぱい買ってもらう。ピーク時には一日で1000個売れるコンビニもあるそうです。

何事にもタイミングは存在します。その時期、その時期で重点を置くべき事柄も決まっています。冬は、春の準備をする時期です。そろそろ春のことを考えて、下準備をしていきましょう。あなたはどんな春にするために、今どんな準備をしていますか?

ちなみに、セブンイレブンでは、その場にないおでんの具材をリクエストすると調達してくれる(リクエストに応えてくれる)店舗もあるようです。近くのコンビニで試してみてはいかが?

141125教室の前にも落ち葉が増え始め、いよいよ冬の到来を感じさせます。
特に受験生諸君にとっては、受験に向けて待ったなしの冬がやって来ます。
身も心も寒くなり、何だか考え方まで冷たく、後ろ向きになってしまいがちな今だからこそ、皆さんにこんな話をしておきたいと思います。

まず最初に、皆さんがこの教室で勉強している理由、通い始めた理由を考えてみてください。「成績を上げたい」「テスト順位を上げたい」「志望校に合格したい」など、希望と目標に満ち溢れた理由がたくさんあったと思います。そして、実際に上げてきた生徒の皆さんもいるでしょう。
しかし最近、面談など質問でよく聞くのは逆のこと。
「やっているけど点数が伸びない」「順位が上がらない」「内容が理解できない」など、後ろ向きな言葉が多いです。

そこでちょっと待った。
皆さん勉強を後ろ向きに考えていませんか? つまり、苦手意識を持ったまま勉強をしていませんか?
 
勉強を始める動機として、「苦手だから、嫌いだから、できないから」というのは真っ当な理由です。でも、いつまでもその気持ちを引きずったまま勉強しても、力は付きません。
学校でもそうですよね。「苦手、嫌い」そんな風に自分が考えている人と友達にはなれません。そんな気持ちで取り組んでいる以上、勉強に対して失礼です。

ではどうすれば良いか。
今持っている、苦手意識を全てゼロから考えれば良いのです。
これから自分は勉強する。今日、今の瞬間から、一歩ずつ積み上げるのです。
今までがどうだった、なんて関係ありません。要は、今からどうしていくかです。
苦手だからやるのではなく、これから得意になるためにやるのです。

特に受験生。
点数が取れない科目がある人は、まず切り替えてみてください。「自分は結局○○が苦手」なんて、自分に対しても失礼ですよ。過信は禁物ですが、自信は皆さんを強くします。決して自分を軽く見ないでください。皆さんはかけがえの無い、大きな力を全員が持っています。

分からないからやる、ではなく、分かるようになりたいからやる。

「~たい」という希望。通い始めたときの理由をもう一度、思い出してください。
「~ない」という弱気は禁物ですよ。弱気は最大の敵です。
これからの冬を乗り越えた皆さん全員が、大きな花を春に咲かせてくれることを祈ります。

141117あえて、私が体験した極端な例をご紹介します。

雲一つない澄みきった青空の日に家族4人でお昼の弁当を持って、車で1時間半ほどの公園に行きました。
車を降りると空には赤とんぼがたくさん飛んでおり少し肌寒い日でしたが、たくさんの家族連れやカップルで賑わっていました。
公園の中央には周囲500mほどのすり鉢状の池があり、十数台の足漕ぎボートが優雅に進んでいました。
空とは対照的に夏に繁殖した藻の影響なのか、色鮮やかな鯉がかすかにしか見えないほど水は濁っていました。

公園に到着したのは正午過ぎだったので、さっそくお弁当を食べることにしました。
公園の池の畔のなだらかな坂の芝生の上にレジャーシートを敷き、家族4人が靴を脱いで座りました。
弁当を半分ほど食べ終えたころ、ふと池の方を見ると、よちよち歩きの1歳半くらいの赤ちゃんが、
すり鉢状の坂の傾きに負けたようでかなり早足になり、そのまま池に落ちてしまったのです。

私はとっさに走り、足から池に飛び込みました。
幸いにも水の深さは腰上ほどでしたので、溺れかけた赤ちゃんをすぐに助けることができました。
赤ちゃんを抱かかえて池からあがると、赤ちゃんの父親がかけ寄り「すみません」とぺこり。
その瞬間、なだらかな坂の上の道端から「早く連れて来て、風邪ひくやんかー」と赤ちゃんの母親の叫ぶ声。父親は赤ちゃんを抱え、すぐにそっちの方に行ってしまいました。
その光景を見ていた池の周りにいたたくさんの人たちはとても驚いていました。

ジーパンや上着がずぶ濡れで池の臭いもあったので、私たち家族は家に帰ることに…。
公園に滞在した時間はほんの15分くらいです。
帰る車の中で、怒りがこみ上げてきました。
「なぜ、母親はありがとうの一言を、言いに来なかったのか?」
「なぜ、父親はすぐに立ち去ったのか?」
人命救助の感謝状なんて要らない。
赤ちゃんの両親のあたたかい「ありがとう」の言葉だけでとてもすっきりしていたはずです。
今でも何度も何度も不思議な気持ちが込み上げてきます。

まもなく勤労感謝の日です。
みなさん、「ありがとう」を言い忘れたことはありませんか。
「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん」に日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはどうですか。

141110先日、この春に能開の東進衛星予備校を卒業し、東京大学理科Ⅰ類にトップクラスで合格したH.I君が校舎に顔を見せに来てくれました。

I君は中3の夏の講習会から能開に入会した生徒です。
それまでのI君はゲーム三昧だと聞いていました。一言でゲーム三昧といってもその程度がものすごく、学校から帰ったらその瞬間からゲームを始め11時に睡眠に入り、朝は4時に起きて学校に出かけるまでゲームをしていたというほどです。

ところが、夏の講習会に来たI君はコロッと生活が変わりました。今までゲームをしていた時間が全て勉強に移行したのです。今まで寸暇を惜しんでゲームをしていたのですが、寸暇を惜しんで勉強するようになったのです。
勉強し始めたI君にはもはや高校入試など関係ありません。中3の2月頃からは高校の学習にも入り、入試が終わったその日から東進の受講を開始しました。
そんなI君に、「どうしてゲーム三昧から勉強三昧の生活に変わったのか」と聞いたところ、「ゲームに俺の人生は賭けられないと気付いた」と答えが返ってきました。彼は自分の人生をかけてやり遂げるべく使命を高校2年生で見つけたらしいのです。勉強に打ち込んでいる中で視野が広がり様々なことが見えてきたのでしょう。

勉強するということは大切だとよく言われますが、勉強を頑張る中で何かに気付き、それが自分の人生の使命感にまで辿り着いたのだと思います。自分の人生の使命に気付いたなら人はこんなにも変わるのだと感じました。

現在、東京大学で自分の使命に向かって生き生きと勉強しているI君の話を聞いて、多くの人にこの事例を話さないではいられなくなりました。
皆さんにこのI君の姿がうまく伝わらないかもしれませんが、まずは勉強をがんばってみてください。きっと何かに気がつくときがやってくると思います。

141104いよいよ11月に突入。今年も後、2ヶ月ですね。
先生は11月になると思い出す人がいます。と言っても歴史上の人物で話をしたことも無い人なのですが。

その人物との出会いは先生が高校1年生の頃です。
先生が通っていた高校の国語の先生が授業中にすすめてくれた本を手にしたことがきっかけでした。
その本の名前は「竜馬がゆく」というタイトルで、君たちもよく知っている坂本竜馬の生涯を描いた小説です。
※著者は既に亡くなっていますが、司馬遼太郎という人で、歴史小説の第一人者と言われた人です。(歴史小説を読むなら超おすすめ!)

この小説に出会ってから先生は今でもずっと坂本竜馬の大ファンで、11月はその竜馬の誕生日なのです。また、竜馬は志半ばで誰かに暗殺された(犯人は色々な説がある)のですが、偶然の一致なのか、それもまた11月15日。なので、竜馬おたくの先生は毎年11月になると竜馬を思い出し、既に10回は読み直している小説をまた読み直したり、昨年は長崎県にある竜馬ゆかりの亀山社中(日本初の株式会社の様な会社)を訪れたりしてしまいます。
今年こそは高知県にある竜馬が生まれた家を見て、竜馬の銅像がたっている桂ヶ浜に行き、当時竜馬が見たであろう景色を同じ様に見たい!と企んでいます。

先生の企みはさておき、本とは竜馬の様な歴史上の人物に出会うことが出来たり、行ったことが無い場所に行ったり出来る、ドラえもんのタイムマシンやどこでもドアに似ていますね。※ドラえもんのあったらいいな道具ランキング断トツ1位はどこでもドア。
本に出会うことはその道具を手に入れるチャンス!
これから出会う本たちが君たちの生涯の友の一人であり、生涯の先生の一人であるかもしれません。

是非、秋の夜長に読書をおすすめします。

141027みなさんは、宝塚歌劇団が最初に行った劇が何か知っていますか?

宝塚歌劇団は兵庫県の宝塚市にあり、歌舞伎が男性だけの舞台なのに対して、出演者は女性だけで、華やかで美しい舞台が魅力のとても有名な歌劇団です。宝塚歌劇団出身の女優さんも多く、見たことはなくても、名前を聞いたことはあるのではないですか?
その華やかな舞台で最初に行った劇は、なんと「桃太郎」だそうです。

先日、テレビでたまたま宝塚歌劇団に関する番組がありました。先生は、特に宝塚歌劇団に興味はなかったのですが、見ているうちに興味深い話を聞きました。

もともとは、お客の来なかった室内プールにフタをして作った簡単な舞台に、女性だけで桃太郎を題材した『ドンブラコ』という劇から歌劇団がスタートしたなど、今からはとても想像できないエピソードに「へー」と思いながら見ていました。

中でも、先生が「ええっ!?」とびっくりしたのがすると、宝塚歌劇団に伝わる「ブスの25箇条」という言葉です。宝塚歌劇団には「清く、正しく、美しく」という言葉がぴったりのイメージを持っていたからです。
でもよく聞くと、これは人の内面がブスにならないように注意を促す内容になっていて、何よりも人間として内面磨きが重要であることをつたえるものでした。

その宝塚に伝わる「ブスの25箇条」の内容はこれです。

1 笑顔がない
2 お礼を言わない
3 おいしいと言わない
4 目が輝いていない
5 精気がない
6 いつも口がへの字の形をしている
7 自信がない
8 希望や信念がない
9 自分がブスであることを知らない
10 声が小さくいじけている
11 自分が最も正しいと信じ込んでいる
12 グチをこぼす
13 他人をうらむ
14 責任転嫁がうまい
15 いつも周囲が悪いと思っている
16 他人に嫉妬する
17 他人につくさない
18 他人を信じない
19 謙虚さがなく傲慢(ごうまん)である
20 人のアドバイスや忠告を受け入れない
21 なんでもないことに傷つく
22 悲観的に物事を考える
23 問題意識を持っていない
24 存在自体が周囲を暗くする
25 人生においても仕事においても意欲がない

宝塚の稽古場にいつのまにか貼られていたこの「ブスの25箇条」はいったい誰がいつ書いたのかわからない伝説の教えなのだそうです。
どうでしょうか?
これを聞いて、先生も自分のことを反省…。
君たちはどうですか?
できていない部分があれば、少しずつでも変えていけば、自分も、周りの反応も変わってくると思います。
能開で学んでいる君たちには、勉強だけでなく、内面も魅力的な人になってほしいと思います。