学習と姿勢に何が関係あるのだろうと思ったこともあるかもしれませんが学習と姿勢はとても深い関係があります。

結論から言うと集中力と集中できる時間が変わります。どういうことかというと、姿勢がよくないと腰が曲がり、呼吸が浅くなります。その結果ぼーっとするようになります。

ぼーっとする。つまり、集中していない状態になってしまいます。

皆さんもわかっているように集中せず学習していると学習していることが身に付く事はありません。

やはり、ティエラの教室に通い、一生懸命頑張ろう!と思っている皆さんには学習する全ての瞬間を大切にさせたいと考えています。

一生懸命頑張ろうと思っている君達だからこそ、姿勢を正し、一生懸命頑張らせたいです。

想像してみてほしい。
目の前に小学2年生の子がいる。この子はなかなか九九が覚えられず悩んでいる。数日後にはクラスの前に立って九九の暗唱を発表しなければならない。
さあ、君たちならば、この子になんて声をかけてあげるか。

君たちの中には、小学校に通う前から家庭の中で九九を練習させられて、いざ小学校で九九を習うころには、九九がある程度言えるようになっていた子も少なくないかもしれない。
でも、君たちはもう忘れてしまったかもしれないが、小2算数の最大の山場である九九を覚えるのは大変なんだ。
小2の子を抱える家庭では、家族中を巻き込んで大騒ぎになることもよくある。

そんな、なかなか九九が覚えられない小2の子がいる保護者をターゲットにした便利ツールもたくさん販売されている。

さて、なかなか九九が覚えられない子を、君たちはどうやって助けてあげるか。

「九九のうた」というCDを買って聞かせてあげるか? 九九のゲームソフトを買ってあげるか? それともその子の横について、1×1=1 から 9×9=81 まで、一つ一丁寧に教えてあげるか?

そんなことはしないよね?

答えは明白。声に出して繰り返し練習させるのが最善策。何度も何度もひたむきに練習させればできるようになる。

「もっと楽に覚えたいなぁ」「もっと楽しく教えてよ」「九九の練習は面倒だなぁ」「九九の練習なんかやりたくないよ」「ぼくのやる気を出させてよ」と言ってきたら、どうする?

「文句を言わずに何度も練習しなさい!」と言ってあげれば良いよね。

では、最後にもう一度想像しよう。

目の前になかなか成績が上がらず、目標とする結果が出せずに悩んでいる子がいる。そう、君たち自身だ。

君たちは、君たち自身になんて声をかける?

あなたは社会が好きですか?
多くの歴史嫌いの人が口をそろえて「覚えられない」「歴史の流れが分からない」
と言います。なぜそうなるのか。
答えは簡単です。意味もなく丸覚えをしようとした結果、頭の中で知識がバラバラに散らばっているからです。確かに覚えないといけない部分はあります。しかし意味のないものを記憶に残すことは困難です。さまざまな出来事を網の目のように結ぶことで脳に定着していきます。

例えば平安時代で学習した、「摂関政治」「院政」「平清盛」をストーリー化して説明できますか?なぜ藤原氏のあとに院が政治の実権を握ることができ、その後の平清盛が権勢を誇ったのか。当時の権力者の気持ちになって参考書を読めば、驚くほど理解しやすくなるはずです。完全に「暗記」と思われている各時代の文化にしても同様です。文化の政治的背景を理解すれば、その文化の美術や文学がなぜそのようなものになったかが納得して覚えられるようになるでしょう。試しに参考書「くわしい歴史」の文化の特徴と、その時代の政治を照らし合わせてみてください。

大切なのは「理由」を考えることです。そして出来事などの知識を「理由」で結び合わせていくことです。その最初の知識を持つために「暗記」するといったイメージです。
覚えた出来事などを「点」とすれば、その「点」と「点」を出来事の理由を通じてつなぎ「線」で結ぶ。歴史の得意な人はその「点」のつなぎをストーリー化するのが上手な人ですね。

各時代に登場する「権力者」を軸に歴史の流れを整理してみると分かりやすいかもしれません。みなさんも一度やってみてください。

今週は先生が大学に入学してから間もない頃の話です。
今でも鮮明に覚えているのは、地球が丸いことを示す証拠として『高い山に登ると遠方まで見える』事を取り上げていたこと。もちろん、地球が丸いことは知識としてよく知っていましたし、高い山から見た雄大な風景に感動した経験は何度もありました。
しかしながら、その2つを論理的に地球の形と関連づけて考えたことは一度も無かったのです。
現象と現象を論理で結びつけて、新しい認識に導く科学的思考のおもしろさを教えてくれました。

図1のようにもし地球が平坦であれば、山の高さと関係なく無限の彼方まで見えるはずです。もちろん途中に障害物が話は別ですが、地面が平坦であるとすれば、この推論は『高い山に登るほど遠くまで見える』という体験に反しています。ゆえに、地球は平坦ではないのです。

地球が丸い場合には、図2に示されているような山頂から見ることの出来る範囲(視野の広さは)は、山頂から伸ばした直線と地表面との接点までです。この点を重ねた線が、地平線や水平線です。したがって、地平線や水平線までの距離(L)と山の高さ(h)との関係は、地球の半径をR(=6400㎞)とすると、三平方の定理を使って、次の式を導くことが出来ます。

この式をLについて解くと

となります。
ところで、地球の半径Rに比べて山の高さhは大変小さいので、上の式は次のように簡単にする事ができます。

そうすれば次のような結果が得られて、『高い山ほど遠くまで見える』事がより実感をもって理解できます。

これに加え、数年前の高校入試勉強会で、東進へ通う高校1年生が話していた言葉が今も忘れられません。
『勉強はつまらないことが多いと思います。僕も高校受験の時を思い返せば、つまらない勉強ばかりしていました。しかし、高校の勉強はとても興味深いものが多いことを分かりました。例えば水の化学式はH2Oですが、HO2ではダメなのかとかを追求していくこと等。高いレベルでの勉強のためにつまらない勉強、つまり基礎勉強は必要であると思います。きっと社会に出たときの仕事もそんなものだと思います。だから、今の受験勉強は決して無駄にはならない、また将来の自分の財産にもなることは間違いないので、本気で勉強してください。将来の自分のためにもお願いします。<高校受験合格はゴールではなく、新たなスタート>とはそういうことだと思います。』

「先生、おれ数学きらい」
「おれ、国語いやや」
「英語の単語が覚えられない」
「歴史全くわからない」

テスト前には苦手科目に頭を悩ました生徒たちがこのようなことを口々に言ってきます。
どうすれば苦手と思わなくなるのでしょうか。それはその科目でよい点をとることです。「とれないから苦手科目なんじゃないか!」とみなさんの叫びが聞こえてきそうですが、落ち着いてある生徒の話を聞いてください。

その生徒は小学6年生の12月から塾に通い始めたのですが、算数(数学)がとても苦手でした。
中学生になってもそれは変わりありません。塾の授業でも小テストをするといつも不合格で居残りをさせられました。迎えに来ておられたお母さんも「あんまり遅いと置いて帰る」と怒る始末。
真面目に塾に通い続けたので、数学の授業にはついてこれたのですが、通知表はいつも「3」。

テスト前に「先生!どうしたら数学が好きになる?」とよく言っていました。私たちも「『数学が好きだ』と毎日唱えて自分で暗示をかけなさい」などと言っていましたが、思うようには克服できなかったようです。その後、彼女は無事公立高校に合格しましたが、高校生になっても塾に通い続けてくれました。もちろん数学が苦手なので数学の授業を他の教科より多く受講しました。

そして彼女が高校2年生のとき、ついにその成果が出たのです。なんと彼女は数学で学年1番をとったのです。彼女の数学への苦手意識はすぐには治りませんでしたが、その後何度も1位をとるうちに数学は「得意科目」になっていったのです。

苦手を克服するのに小学6年生の冬から高校2年生の冬までかかりましたが、彼女が克服できた理由は何だったのでしょう。6年間彼女を見ていた私が思うに、「真面目にコツコツと勉強を継続したこと」と「苦手だからといってその科目から逃げなかったこと」が挙げられます。さらに言えば、高校生のとき「苦手だからより多く勉強しよう」と思ったことが最大の要因だったのではないでしょうか。

よい結果がでればさらに人は頑張れるのです。その喜びを得るためにみんな努力しているのです。今結果が出なくてもあせることはありません。その結果は必ずあとから出てくるのです。

竹の話です。
竹ってどんなイメージがありますか?
……「強い」
……。

そんな竹ですが、こんな風に成長していきます。

5年後に一気に、伸びていますね。
4年間は全然伸びていないのに。

じゃあ最初の4年間は何も変わっていないのでしょうか。
そんなことはないです。
では、いったいどこが成長しているのでしょうか。

わかりましたか?
実はこんな風に成長しているんです。
「根っこ」を張ってますね。
「根」が成長しているんです。

まず、しっかりと根を張ることで、太く長い幹を支える基盤をつくっている。
そしてしっかりとした基盤が出来たとたん、一気に伸びていく。
根がしっかりしているから、あれだけ長くても、強風がきても簡単に折れたりはしない。
竹やぶがあるところは地盤がしっかりしているというのは、地中に張り巡らされた「根」によるものなんですね。
そして冬になっても葉を落とすことなく、凛とした姿で立っている。

人はともすると目に見える部分にばかり目が行きがちです。

しかし、見えない部分の成長が、見える部分を変えていくんだと思います。
勉強でもスポーツでも何かに取り組み始めてもすぐには、結果は出てこない。
しかし地道に努力を続けていくことで “体の中に「根」が張り巡らせる”
それがしっかり基盤になったときはじめて本物の結果(実力)が手に入るのです。

1月に入って、いよいよ受験シーズンが本番となりました。
すでに各地で中学入試が始まっていますし、大学入試センター試験も今度の週末に実施されます。

『人事を尽くして天命を待つ』という言葉があります。「人間として出来るかぎりのことをして、 その上は天命に任せて心を労しない」という意味です。受験生の皆さんはそのような気持ちになるまで、徹底的にベストを尽くしているでしょうか。

自分は「やるだけのことはやった。あとは天命を待つだけ」と言い切るためにも、残り少ない日々を大切に過ごしてほしいものです。今、この一瞬を貴重なものと考え、目標に向かって意思決定をしたからには、最善を尽くす——そして、合格した時に思わず涙が出てくるような、そんな受験生活を過ごしてほしいと願っています。

もちろん、入試だけが人生のすべてではありません。人生のほんの一部分です。
ですが、その一部分の積み重ねが大部分を確立させていくのです。そしてそれぞれ部分でどれだけ真剣に取り組むことが出来るか出来ないかで、その人の人生が決定されるのではないでしょうか。

人間の価値は名誉・地位・金銭だけではありません。自分自身に対してどれだけ真剣に取り組んでいるか、いないかではないでしょうか。

受験生の皆さんが最後まで入試に真剣に取り組み、最高の結果が得られることを祈っています。

冬はその寒さや風景が、なぜか「試練」をいう二文字を呼び起こしてくれます。
冬来たりなば春遠からじーーー 厳しい寒さに耐えて、春に芽がふく幾多の草木。それらはやがて咲かせる色鮮やかな花の季節をじっと待っているようにも見えます。こうした自然の摂理が、私たちに大いなる教訓を与えてくれそうです。

来る春に入試を控えている生徒の皆さん。入試に向けて、まさに正念場を迎えているはずです。君たちの目標は第一志望合格という栄冠を勝ち取ることだと思います。したがって、それに向かって最善を尽くさなければならないことは言うまでもありません。
また受験生にとって、たっぷりと学力を蓄えて、その成果を入試で多いに発揮するためには、この冬をいかに乗り切るかが鍵となります。

一方で、受験を控えている先輩たちの姿を見つめて、数年後の自分を想像している君たち。自分の力で一人勉強する習慣をつけ、様々な困難に打ち勝つべく、自己を鍛錬することの大切さは、君たちも充分承知していることと思います。そうした鍛錬の積み重ねをしかるべき時期に余すことなく発揮出来る用意をしているでしょうか。

この冬にもあちこちから雪のたよりが寄せられています。雪解けの春に向けて、生きとし生けるものが着々と躍動する準備を始めています。君たちの躍動の準備は万端でしょうか。

ともあれ、それぞれの学年を越えて、厳しい冬を自分にとっての試練の場として受け止め、闘志を燃やせる君たちであって欲しい。
学年の総復習と新学年への準備という課題に取り組まなくてはいけないIII期ゼミもいよいよスタートします。新たなステージへの充実した学期にしていって欲しいものです。

1月になれば、いよいよ入試が近づいてきます。皆さんの受験勉強は予定通りに進んでいるでしょうか。そこで、入試を前にした受験生に、幾つか簡単なアドバイスを行います。

1 自作の要点整理ノートこそ、直前に威力を発揮する
これまで勉強してきた要点を整理したノートは、自分の頭の中に刻まれた学習の記憶と一致する部分が多くあります。短時間に見直すだけでも、かつて自分が勉強した場面が思い出されて、効率よく復習できるでしょう。入試直前の時期には、記憶の手がかりを再確認する意味でも、自作の要点整理ノートを再チェックしてください。

2 試験の直前には新しいものには取り組むのは危険
受験が迫ると、あれもこれもと、今まで十分に勉強できなかった英単語や数式が気になって、むやみに詰め込んで覚えようとする人がいますが、あまり得策ではありません。余裕がない限り、新しい問題集などにも手を出さない方がよいでしょう。仕上げの時期には、これまで取り組んできたテキストや問題集の見直しに力を注いでください。

3 夜型から昼型へ切り替えよう
受験が近づくにつれて、夜型で勉強してきた人の生活リズムを昼型に代えておかねばなりません。しかし、この切り替えを急にやると、日中はぼんやりしてあくびが絶えず、勉強どころではなくなってしまいます。体のリズムを無理なく昼型に変えるためには、やはり1週間くらいの余裕を持って切り替えていきましょう。

今年も残すところ、あと10日前後となりました。
皆さんにとっての2011年はどのような1年でしたか。実りある1年だったでしょうか。

さて、年末になると多くの家庭で大そうじが行われます。1年間の汚れがごみを取り除き、美しいきれいな気持ちで新年を迎えるためです。きっと皆さんの家でも大そうじがあるでしょうから、積極的にお手伝いをして、自分の役割を果たしましょう。

ところで、皆さんには、もうひとつの大そうじがあります。何だかわかりますか?
自分の机の周りのおもちゃや、問題集・参考書などの勉強道具を片付けること? いいえ、それだけではありません。1年間努力してきた勉強をもう一度振り返ってみて、自分にとっての成果を確かめ、これからがんばる目標を明確にすることではないです。具体的には、今年できたこと、できなかったことを確認して、その反省を踏まえて、来年に向けて、何をがんばるか、考えることです。

年末の今だからこそ、しっかりと見つめなおして、冬休みを迎えたいですね。新たな気持ちで、目標を定めて、冬期講習に取り組んでいきましょう。