みなさんの中には「覚えるのが苦手」という人が結構いるかもしれません。
算数や数学の公式、漢字・ことわざ、理科の語句、社会の歴史の年表などなど。
中学生が、定期テスト前にひたすら学校のワークを繰り返し解きまくっていて、「時間が足りない」ということを聞きます。
元来、記憶のメカニズムで言うと「興味を持つモノ」に対して記憶の定着率は
話を聞く5%
本を読む10%
実際のモノを見る20%
ノートを取る30%
討論する50%
実際にやってみる75%
人に教える90%
と、確かにただ単に見たり聞いたりするだけより、「実際にやってみる」からが飛躍的に数字が上がっています。
しかし本当に何回も何回も解かないと覚えられないのでしょうか。
よく「あいつは生まれつき記憶力が高いから1回見たら覚えられる」という人がいますが、ただ単に覚えることだけをしていると、いずれ記憶の器もパンパンになって、最終的には以前のように簡単に覚えられなくなります。この先たくさんの覚えることが待ち受けているのですから、できるだけ丸暗記する際の「脳のメモリー」は空けておけるように工夫して覚えるべきです。
ではどのようにして工夫するのか。
人によって様々でしょうが、先生がおススメするのは
【理解して覚える】【こじつけて覚える】です。
全く別物のように思えますが、【理解して覚える】のであれば、記憶する部分とは別に思考する部分が動きます。そうするとより深く記憶回路に残ります。
これに対し【こじつけて覚える】のは、どうしても理解ができないモノでも何とか覚えようとして思考するから、最終的には頭に残りやすいです。
例えば北方領土は本土に近い方から「歯舞⇒色丹⇒国後⇒択捉」の頭文字を並べて「はし(デ)くえ」となります。「箸で食え」と覚えればガッツリ残りますね。何も考えない丸暗記とは大違いですね。
覚えたいことをスキマの時間を利用して日々何回も繰り返すとさらに有効的です。トイレの前に貼ってみるのもいいですね。
能開の勉強と学校のテスト勉強・宿題などが重なっていて苦労している人も多いかもしれません。
学習総量の確保は大前提ですが、ちょっとした工夫で脳のメモリーに空きを作ることはできます。
工夫をするというのはボーっとする時間をなくすことに直結です。つまりは集中力がアップするということです。
今年の夏は工夫をして脳を鍛え、合宿・講習会を愉しみましょう。


現在、シアトル・マリナーズ会長付特別補佐になっているイチロー選手が、自身が大会会長を勤める少年野球大会の閉会式に出席した際、少年たちにメッセージとして『自分は人の2倍も3倍も、頑張っているということは全くありません。「人と比較」するのではなく、自分が限界だと感じた時に、あと少しだけ頑張るということを続けてきたから、今の自分があります。自分の中で、ちょっとだけ頑張るということを続けていくと、将来、思ってもいなかった自分になっていると思います。』と語っています。
6月に入りました。
五感――視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚。この中でみなさんは日常、どれをよく使っていますか? 情報収集、ゲーム、勉強などを例に考えると、スマホやネットを見る、音楽や英語を聴く、でかなりの比重で目と耳を酷使していることでしょう。今日は日頃あまり意識されない「嗅覚」について考えてみましょう。
読書会もあるので、読書のことを少し話したいと思います。
150。
新学年が始まって1か月が経ちました。新しい学年での勉強が始まって「大変だなー」と思っている人も多いのではないでしょうか。
最近、若い人たちが頑張っている姿をよく見ます。卓球の平野選手や張本選手、野球の清宮選手、将棋の藤井六段など、世界のトップレベルで戦っていますね。彼らは厳しい競争を勝ち抜いた結果、ようやく現在の立場に立つことができたのです。
みなさんは「睡眠負債」をご存知ですか?睡眠不足な状態が続くことによって、疲労が蓄積されて、体に悪影響がでることです。
先日、高校の同級生に偶然遭遇しました。正確に言うと、街でばったり会った、とかではなく、テレビ番組で見かけました。何気なくテレビのチャンネルを変えようとした瞬間、いきなり知り合いが登場して、思わず固まりました。