みなさんの周りでこんな話がでたことありませんか?目玉焼きを食べる時は何をかけて食べるのか。
ちなみに先生は小さい頃からずっと醤油です。

人によっては
・ソース
・塩コショウ
・ケチャップ
・何もかけない

と色々な意見がありますよね。

この討論、先生は大学生の時に中華料理屋の待ち時間に友だちとしていました。
話は盛り上がり、先生はその勢いで「じゃあロールキャベツには何をかける!?」と友だちに聞きました。
ちなみにこの時点で既に違和感を持っている人がいるんじゃないでしょうか。

実は先生の家のロールキャベツは、皆がお家で食べるロールキャベツとは違うんです。
先生の家ではキャベツの中に牛肉を入れて巻いてそれを蒸して完成なんです。
もちろん味はついていないので、ケチャップやマヨネーズやケチャマヨや醤油マヨをかけて食べます。
だから友だちに「何をかける?」と質問をしました。

一般的なロールキャベツは、キャベツの中身はひき肉で、トマト缶で煮たりコンソメで煮たりするようですね。
先生は大学生の時に初めて知りビックリしました。
そんなロールキャベツを食べたことがなかったので、「美味しいのかなぁ」と疑っていましたが、食べてみてビックリ!とっても美味しかったです。

みなさんも自分が当たり前に思っていたことが、みんなと違っていたことありませんか?
食事以外でも生活だと朝のルーティンワークの順番やお風呂でどこから洗うか、人付き合いであれば物事に関する考え方などなど。
でもそれはどちらが良いとか悪いとかはありません。
人それぞれですよね。

これからみなさんが大人になるに向けて色々な人と出会います。
そして一緒に学習したり遊んだり働いたり…。自分と同じ生活感や考え方の人はたくさんいる訳ではありません。
気をつけるのは自分と違うからと言って相手を否定しないことです。
まずは「へ~そうなんだ~」と受け入れてみましょう。
すると新たな関係が生まれて新しいことを発見することもできます。

あと1か月ほどで夏休みです!
夏休みには日ごろ経験ができないことが色々とできますね。
一人で何かをすることも良いですが、色々な人と関わりながら発見ができる合宿だったり体験講座だったりに参加して、今の自分が知らない世界を楽しんでください!
最初は嫌だったとしても、やってみると楽しいことは山ほどありますよ。

あ、ちなみに社会人になってからの先生のロールキャベツは、キャベツの中身は牛肉で、トマト缶にコンソメを入れて煮ています!

この年になると、体調は昔ほどすぐに回復してくれない。
特に私の場合は首に違和感を抱えていることから、右肩の痛みに常に悩まされている。このままでは良くないことはわかってはいるが、なかなか完璧に改善するのも難しく、症状の緩和のために定期的に通院をしている状況だ。

ある日、突然痛みが大きくなったことがある。
我慢が出来ないほどの痛みだ。
いつもの病院は予約が必要なため、すぐに対応してもらうのが難しい。
そこで、以前評判が良いと聞いた近くの接骨院へ症状緩和のために訪れてみた。

入ってすぐ、その医院長の方に「ちょっとここに座って、膝を合わせてみて」と言われその通りにすると、なんと右足の膝が左の膝と比べ短くなっているのだ。
どうやら、骨盤のゆがみや筋肉の収縮でそのような状況になったそうだ。

改善に向けた処置はとんでもないものだった。
プロレス技の「片エビ固め」のように足を上げられ、大きな痛みが襲ってくる。
痛いと言うと、「大丈夫、恨んでないから」と優しく言われるのみで、技は継続される。
そして凝り固まった肩を強く押され、更なる痛みが襲ってくる。
痛いと言うと返ってくる言葉は「大丈夫、恨んでないから」。
その後、表情筋も硬くなっているねと言われた直後に視界が布のようなものでふさがれ、顔の右側に激痛が走る。
痛みで悶えていると、返ってくる言葉は・・・。

そのような痛みに耐えた後、びっくりするくらい体が楽になり、さらに短くなった足は元に戻っているのである。
それからは普段から姿勢に気を付け、定期的に自分の足が短くなっていないかチェックするようになったし、そのせいかはわからないが若干症状が軽くなったように感じている。

改めて、自分自身に改善すべき箇所が見つかった後は、少しでも良くしようと意識することが大切で、その意識が行動につながり、成果につながるのだと思った。

新しい学年にも慣れてきたころかと思います。
ところで、新しい学年を迎える際に「今年の目標」を決めましたか。
受験を迎える学年の人は志望校を決めたという人もいるのではないかと思います。
しかし、まだ「目標」を特に決めず(決められずに)にいる人がいるかもしれません。
そんな人たちに、目標を決めることがなぜ大切なのかを話します。

目標とは、例えて言うなら「たどり着こうとする目的地」です。
どこへ向かえばよいかもわからないまま目的地も決めずに歩き始めてもゴールにたどり着くはずがありません。
なぜなら、ゴールが決まっていないのですから。
行動を起こす場合も同じであり、目標がないままでは、何をやっても正しいのか間違っているのかさえもわからないでしょう。
こうなったら自分からは動き出せず、周りからの指図を待つだけの受け身姿勢になってしまい、自身の個性を発揮することも困難です。
ところが、いくら小さくてもきちんと自分で目標設定するだけでその状況は一変します。
目標に到達するまでの道筋を自分自身で考え、個性を発揮しながら進むことができるようになるからです。

宿題に取り組むにも「何のためにするのかをしっかりと考え目標を持って取り組む」という積極的にするのと、「宿題が出されたからする」という受け身的にするのではその学習効果が大きく違ってきます。
つまり、目標を決めるということは、そこに到達するまでの道筋も考えるということになるのです。
ゼミでノート評価の高い人は赤線の横が充実していたり、テスト直しに工夫がみられたり、解答解説をただノートに切り貼りするだけでなくプリントにアンダーラインが引かれていたり書き込みがされていたりと活用ができています。
ここにどのように勉強を進めるかの道筋が見えている人とみえていない人の差があるように感じます。

新しい学年に慣れてきた今の時期だからこそ、今年度の目標を今一度見直し、充実した1年にしてほしいと思います。

先日、高校時代の友人と会いました。何をしようかと話したところ、最近太り気味だから運動をしよう、ということになりそれぞれの得意?な運動を楽しんできました。

友人は幼いころから野球をしていましたのでバッティングセンターを提案し、先生は最近ようやくゴルフのボールがまっすぐ飛ぶようになったのでゴルフの練習場を提案しました。
結果、先ずは野球、その後ゴルフと両方をすることにしました。
この若々しい考えが筋肉痛という最悪な結果になったことは言うまでもありません(笑)。

先ずはバッティングセンターで野球のバッティングです。
マシンがいろいろあり、球速を選べました。
95キロ、110キロ、125キロ、135キロまでありました。
高校生くらいの背の高い男子3人が談笑しながら135キロを楽しそうにバンバン打ち返しています。
先生はマシンからのボールの球速が早すぎてあっけにとられました。
よって、先生は95キロです。
それでもなかなか打てない・・・。
1ゲーム20球がマシンから飛んでくるのですが、半分あたれば良い方でした。
しかし、先生の友人は125キロを打ち返し、見事ホームランの板に当てました。
周囲からも「すごい!」と言われていて格好よかったです。

気を良くした友人とすでに腕が痛い先生はゴルフの練習場に移動して、ゴルフボールを打ちました。
残念ながらホームラン王はゴルフでは残念な結果でした。
125キロで飛んでくる野球ボールを打ち返している人が、目の前に置いて動かないゴルフボールをまっすぐ打てないのです。
同じように体を回してスイングしてボールを打つ競技なのに全く違います。
先生の打つゴルフボールはホームランとは言いませんが、まっすぐ遠くに飛ばせます。
お互いに打ち方を教えあい、結果として楽しい運動時間をすごすことはできました。

似て非なるものとは「ちょっと見たかぎりでは似ているが、実際は全く違うこと」という意味のことわざです。
似ていると思っていたのですが、お互いに教えあっているときに、体の回し方や力の入れ方など違う部分がたくさんあることに気が付きました。良い経験ができたので、やってみて本当に良かったです。

さて、これは勉強にも言えます。
毎日勉強していても学校のテスト前、オープン模試の前、入試前など時期やスケジュール、あるいは得意科目、不得意科目など一言に勉強といっても様々です。
困ったときは周囲の友人とお互いに教え合い、時にはヒントをもらっても良いのではないでしょうか?
みんなと同じようにやっていても、友人の言葉から気が付くことがあるかもしれません。

皆さんは日本人で初めてエベレストに登頂した人を知っていますか。
それは、植村直己さんという登山家・冒険家です。
兵庫県出身の植村さんは高校まで豊岡で過ごし、東京の大学へ進みました。
そこで山岳部に入部するのですが、最初の登山合宿で体力が続かずに動けなくなり、とても悔しい想いをしたそうです。

植村さんは登山の経験や知識が少なく、山からころころと転がって落ちるので、先輩からは「どんぐり」と呼ばれていました。
そこで1年で100日以上を山で過ごすほどトレーニングを積み、体力と技術を身につけることができました。

その後、植村さんはアメリカやヨーロッパを放浪しながら、世界の山々を目標に定めて登山を続けました。
そして日本の登山隊がエベレストに挑戦することになった時、植村さんも参加することになりました。
最初はサポート役として荷揚げやルート設営の仕事をしていたのですが、植村さんの抜群の体力や一生懸命にチームを支える姿勢を隊長が認め、最終アタック隊員の一人に選ばれたのです。

エベレストの挑戦はとても過酷な登山でした。
なんとか頂上へ残り10メートルまで来た時、先頭を歩いていた植村さんはもう一人の隊員に「先に登ってください」と言い、初登頂の名誉を譲ろうとしました。
結局は二人で一緒に登頂したのですが、謙虚で努力を惜しまない植村さんの人柄を感じさせる行動ですね。

私が高校生の時、学園祭の講演に植村さんがやってきました。
緊張で汗をかきながらも一生懸命に語ってくれたことを覚えています。
植村さんが話したのは、冒険というチャレンジには、念入りな準備、慎重な判断、そして挑戦する勇気が必要だということでした。

世の中の人が驚くような凄いことでも、その背景には、コツコツと努力を積み上げていること、時に迷ったり立ち止まることがあっても、少しずつ目標へ進んでいくこと、そう言った姿勢が大切だと、植村さんは教えてくれたと思います。

5月の末にはEXオープン模試が実施されます。
皆さんがそれぞれの目標にチャレンジする機会として、ぜひEXオープン模試を活用してください。

新しい学年が始まって、もうすぐ1カ月。
学校や塾、友だちとの新しい毎日には、もう慣れてきたころでしょうか。
今週からは楽しいゴールデンウィーク。
しっかりリフレッシュして、そのあとは――いよいよ今年度最初の「ティエラEXオープン模試」がやってきます!
年3回の模試の1回目。
最高のスタートを切るために、今から少しずつ準備を始めていきましょう。

「ティエラEXオープン模試」では、毎回、開催を告知するポスターを作っています。
昨年は、北斎、ダ・ヴィンチ、ゴッホなどをテーマにした「画家シリーズ」でした。
今年のテーマは、みなさんが日々の勉強で使っている「文房具シリーズ」で、第1回では「鉛筆」を取り上げました。

みなさんは鉛筆派ですか?
シャーペン派ですか?

今ではシャーペンが主流になっていますが、先生が子どものころは、小学校では全員が鉛筆。
シャーペンは禁止で、学校にシャーペンを持ってきていた友だちが先生にすごく怒られていたのを記憶しています。
そんな鉛筆ですが、実はとても大きな力があるんです。
例えば、小学生のころに鉛筆がよく使われているのは、芯が太くて紙にしっかり力を伝えられるから。
書くことで、自然と手や指の力、そして正しい筆圧が身についていきます。
「ていねいに書く力」「書くことで学ぶ力」を育ててくれる、それが鉛筆なんですね。
さらに、芯の幅が広いので字がくっきり見える。
あと、これは先生もよく実感することなのですが、鉛筆を削る時間が、ちょっとした気持ちの切り替えになる――
これも、勉強をする上でとても大事なことですよね。

「削るたび、君の知識が研ぎ澄まされる。」

今回のポスターに書かれている言葉です。
鉛筆は、使えば使うほど短くなっていきます。
その短さが、自分がどれだけ頑張ったかの証になり、それを実際に感じながら勉強できる。
そんな勉強道具って、ちょっとすごいと思いませんか?
いつもはシャーペンを使っている人も、「ここぞ!」という時には、鉛筆に持ちかえてみるのもよいかもしれませんね。

第2回・第3回のポスターでは、どんな文房具が登場するのか。そちらもぜひ楽しみにしていてください!

皆さんはアイデアが浮かぶ時ってどんな時・どんな場所ですか?
先生は何か良い考えやアイデアをひらめきやすい決まった場所があることに、最近気づきました。
先日、一つの仕事の締切が迫っていましたが、良い考えが浮かばず思うようにはかどっていませんでした。
何かヒントになる本はないかな、と本屋さんをさまよってみたりしましたが収穫はなく、なんだかお手洗いに行きたくなったのでそのまま本屋さんを出て帰宅しました。

その後、お風呂に入ってなんとなく仕事のことを考えていたのですが、突然「これだ!」というアイデアを思いついたのです。
そう、ひらめきやすい場所は「お風呂」です。
もともとお風呂はアイデアが浮かびやすい場所の一つらしく、先生もそのパターンに当てはまっていたようです。
お風呂は、落ち着いてリラックスできる場所ですよね。
ふと一日の事を振り返ったり、忘れていたことを思い出したり、色んなことをぼんやりと考えていたりしませんか?
このように、特に頭を使わずにぼんやりしている時に活性化する脳のはたらきを、「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼びます。
なぜお風呂場でひらめきやすいのかというと、「デフォルト・モード・ネットワーク」が活性化することで、過去の記憶や体験など、インプットされた情報が活発に引き出され、これまで気づかなかった視点や物事のつながりを発見しやすくなるからなのです。
逆に、緊張状態で集中して問題を解いている時などは、脳の別のネットワークが活性化するようです。
日々宿題やテストを頑張っている皆さんはそちらが多いかもしれませんね。

これから高校・大学に進学した時、仕事に就いた時、課題をただ黙々とこなすだけではなく、色んなアイデアを生み出したり考えを深めていくことが必要になってきます。
頑張ってナイスアイデアをひねり出そうとしても、時間だけが過ぎていく。
そんな時、自分にとって良い考えが浮かびやすい、ひらめきやすい状態に切り替えることも一つの方法です。
今はAIが進化し、尋ねれば何でも答えてくれます。
もちろん便利なものは使うべきですが、これから出会う課題や仕事をより豊かで愉しいものにしていくには、自分自身の情報の引き出しを増やし、さらにそれを開けやすくする方法を知ることも大事だと思いますよ。

ちなみに、冒頭に話した「本屋さんにいたらトイレに行きたくなった」件、経験したことがある人もいるのでは?
実はこの現象には「青木まりこ現象」という名前があります。「青木まりこ」って誰…?と気になってしまった人、ぜひ調べてみてください。

春は、新しいことが始まる季節ですね。
新学年になって新しい目標を立てて、今から頑張ろうとしている人も多いでしょう。
そんな目標を決めて頑張るために必要なことが最近読んだ「ワールドトリガー」に書いてありました。

知っている人も多いと思いますがSQジャンプで連載中のマンガです。
日本に突然現れた異世界の怪物「ネイバー」とそれに対抗する民間の組織「ボーダー」の戦いを描いたSFアクションマンガです。
最新28巻では、異世界へ遠征に向かうチームを選抜する試験が描かれています。
その試験はチームで課題に取り組むのですが、あるチームでリーダーに選ばれた麓郎(ろくろう)が自分の実力に疑問を抱きチームメイトに助言を求める場面があります。
チームメイトから彼に向けられた言葉の中にこんな言葉がありました。
「目標に期限がない場合、失敗を正しく認識できないことがある。」
その他にもなんだか難しいことを言っていましたが、要するに、目標達成の期限を切らないとその目標が達成できたかどうかの判定を無限に先送りすることができてしまう。
期限がないと、いつまでも「まだ挑戦中です。だってまだ結果出てないから…。」と失敗を認められない。
つまり、いつまでも結果と向き合えないってことですね。
失敗だと分からないうちは現実的な反省や改善ができないから、当然目標達成には至らない・・・
この先送りにしている状態を作品中では「足踏み」と言っています。

さあ、みんなはどうでしょうか。
目標を決めるときに期限を決めていますか?
受験生は、目標への期限は決められていますね。
受験学年でない人もいつかは受験学年になります。
その時のために、今から小さな目標でもしっかりと期限を決めて成功体験を積み上げていきましょう。

みなさんは、トルコにあるイスタンブールという街をご存知ですか?
この街は非常にユニークで、SNSでもよく紹介されています。
猫好きにとっては有名な街です。
なぜなら、イスタンブールは「街全体で猫を飼っている」ような場所だからです。
街のいたるところに猫のベッドや餌が置かれ、猫たちは自由に街を歩き回っています。

例えば、駅の自動改札機の上で猫が寝ている光景などをよく見かけます。
電車に乗る人は定期券をタッチするついでに、猫を撫でることができます。
服屋さんでは売り物の服の上で猫がくつろいでいたり、レストランの中にも猫がいたりして、お客さんから食事をお裾分けしてもらっている姿が見ることができます。
こうした心温まる光景に、多くの人が癒されています。
街には猫や犬のイラストが描かれた道路標識もあり、これは「動物がいるので、ゆっくり走ってね」といった意味です。
これもイスタンブールならではの光景ですね。

この文化の背景には、イスラム教の影響があるとされています。
トルコは国民の99%がイスラム教徒で、創始者である「預言者ムハンマド」は特別な存在です。
そのムハンマドが猫好きだったことから、トルコでは猫を大切にしていると考えられています。
また、トルコには昔から動物を大切にする文化が根付いており、猫だけでなく犬も街中で自由に暮らしています。

イスタンブールのように、生き物を思いやる気持ちを大切にすれば、私たちの街ももっと優しく、住みやすい場所になると思いませんか?
今日から少しずつでいいので、動物や環境に目を向ける時間を作ってみてください。

みなさんは「当たり前」って何だと思いますか?
家での習慣や、学校でのルール、周りの人たちがみんなやっていること……。
でも、それって本当に当たり前なのでしょうか?

私は子どものころ、父の転勤でいくつかの地域に住みました。広島、岡山、愛知……。
そして、大人になってからも神奈川、東京、兵庫と引っ越しを重ね、いろいろな場所で暮らしました。

そこで気づいたのは、「当たり前」は場所によって違うということです。

たとえば、エスカレーターに乗るとき、多くの地域では左側に立ちますが、関西などでは右側に立つ地域もあります。
旅行などで違う場所に行くと、ちょっと戸惑うことがあるかもしれません。

また、食べ物の違いも面白いです。
うどんのつゆは、関ヶ原付近を境に、西側は薄口醤油に昆布だし、東側は濃口醤油にかつおだしを使うことが多いそうです。
そして、うどんはうどんでも「焼きうどん」にも違いがありました。
広島や岡山に住んでいた頃、焼きうどんはソース味が普通だと思っていましたが、名古屋で食べたとき、醤油味に驚いたことを今でも覚えています。

こうした地域ごとの食文化の違いを体験すると、普段何気なく食べているものも、改めて特別なものに感じられます。

それは、日本と世界を比べても同じことが言えます。
たとえば、日本では生卵をご飯にかけて食べることはごく普通のことですが、海外ではほとんどの国で生卵をそのまま食べることはないそうです。
海外の人に「生卵をそのまま食べる」と話すと、とても驚かれるとのこと。
逆に考えると、日本の卵がとても安全で新鮮だからこそできる食文化なのですね。

このように、日本の中でも、そして世界を見ても「当たり前」はそれぞれ違います。
こうした文化の違いに触れると、実は正解なんてないんだということに気付かされます。
その土地、その文化で「良し」とされていることがあるだけ。
それを大切にすることが大事なのです。

もし、自分が周りと違う考えや習慣を持っていたとしても、それは「間違い」ではありません。
他の人の文化を尊重しつつ、自分の感覚も大切にし、新しい発見を楽しんでいけたら素敵ですね。