
先生には、春、夏、冬の講習会のタイミングで、ある楽しみがあります。
それは、卒業生との「再会」です。
卒業後、日本各地へ羽ばたいていった生徒たち。
北は北海道から南は九州まで、それぞれの場所で頑張っています。
そんな卒業生たちが、先生の校舎を「自分たちの故郷」のように思ってくれているのでしょうか。
実家への帰省に合わせて、今でも教室へ顔を出してくれるのです。
この夏も、東京、横浜、富山、広島、鳥取から懐かしい卒業生たちが帰ってきてくれました。
その中の一人、横浜から帰省してくれた卒業生は、夏期講習会の終礼の時間を使って、自分自身の経験や今取り組んでいることを後輩の生徒たちに語ってくれました。
現在、彼は大学の起業部に所属し、仲間たちとコンサルティング企業を立ち上げ、関東の大学間の垣根を越えて活動しています。
社会でチャレンジすることへの可能性を楽しそうに、時には厳しい言葉も交えながら語る先輩の話に、生徒たちは希望に満ちた表情で耳を傾けていました。
若者たちが希望を抱き、大海原へと漕ぎ出していく。
その姿に、私たち大人はどう向き合っていくのか。
そして、先生自身がこの能開で受け取ってきた「人と人とのつながり」を、どのように次の世代へつないでいくのか。
改めて考えさせられる時間でもありました。
また、富山から帰省した卒業生も、実家にいられるのはわずか2日間。
それでも貴重な時間を後輩たちのために使い、医学部で学ぶ中で感じている葛藤や、「命」と向き合うことについて、わかりやすく語ってくれました。
会ったことも、顔を見たこともない先輩の話を、何の抵抗もなく受け入れ、真剣に耳を傾ける現在の生徒たち。
その姿を見ていると、とても頼もしく、彼らの未来に大きな可能性を感じました。
同時に、その未来へとバトンをつないでいくことの責任の重さも感じました。
過去、現在、そして未来の生徒たちへ。
先生は、いつもこんな話をしています。
「中学入試、高校入試、大学入試で合格させることが先生のゴールじゃない」
大人になったみんなが、「なりたい自分になれた。今、幸せだよ」と言ってくれること。
それが、先生の本当のゴールだと思っています。
そのゴールに向かって、先生はこれからも戦い続けます。
みなさんも、自分の未来を信じて。
愉しみながら、一緒に戦っていきましょう。










