みなさんはマスクをつけて過ごすのは嫌いですか?

もちろん、今の社会はマスクをつけるのが当たり前なので、好きとか嫌いとかいうわがままは通じません。皮膚が傷むから嫌だとか、呼吸が苦しくなるとか、どちらかというとマスクをつけることが嫌だ、という人が昨年あたりは多かったように感じます。私もマスクを着けていることが苦手です。

しかし、最近では「相手に表情を悟られないから、むしろ便利」「もう着けているのが当たり前になってきたから、むしろ外した時に違和感がある」という人も多いようです。

そのような状況の中、少し気になることがあります。まだコミュニケーションをはじめて間もない幼稚園児や小学生の低学年の子どもたちが、マスクに頼り、自分の感情を隠すことがコミュニケーションの基礎になってしまう恐れがあることです。小さな子どもだけでなく、中学生、高校生、大人の社会においても同じかもしれません。

だからこそ、改めて意識すべきことがあると思います。それは、【話しているとき、話を聴くときは相手の「目」を見る】ということです。当たり前のことですが、これ程、このことが大切である時期が歴史上あったでしょうか。これ程、「目」がものを言う時代はあったでしょうか。

先生は今日、君たち一人一人の目を見て、君たちが今日いったいどんな気持ちでゼミに出席し、何を考えているのだろうと、一生懸命感じ取ろうと努力しながら話しています。こんな時期だからこそ、君たちも先生の目をしっかり見て、家族や友達の目をしっかり見て、伝えることをしていきませんか。考えようによっては、この時期に相手の目を見ただけで、相手の感情をしっかりと汲み取ることや、相手の目をしっかり見て話す力が身につくと思いませんか。

先生たちは、今日のゼミでもしっかりと君たちの目を見て話す姿勢にこだわります。合格や点数にばかりとらわれるのではなく、一人前の人間としての土台を磨くのが、ティエラのゼミという場だからです。

今日も頑張りましょう。