4月に入り、新年度を迎えました。
みなさんは新しい学校、新しいクラス、新しい友達などさまざまな新しいことに触れる機会が多い時期だと思います。

みなさんの中には新年度に向けて「新しい目標」を立てた人も多いのではないでしょうか。
「志望校に合格したい」「英語が得意になりたい」「部活でレギュラーを取りたい」など目標は人それぞれだと思います。
目標を自分の心の中に秘めながら達成に向けて努力することもすばらしいことですが、ぜひその目標を言葉にしてみましょう。
目標を言葉にすることで「やらなければいけない」という意識によって目標の達成率が高まったり、目標を聞いた周りの人たちが目標の達成に向けて助けてくれる可能性が高まるなどの効果があると言われています。
ぜひ活用してみてください。

もし「自分の立てた目標が高すぎて、笑われたらどうしよう」、「目標を口に出すのは恥ずかしい」「目標を口に出して達成できなかったらどうしよう」などと不安に思う人は「自分と同じ目標を持っている友達」、「目標を達成したときに褒めてもらいたい人」、「自分の目標を応援してもらいたい人」など相手を選んで伝えてみましょう。
どうしても思い付かないときは能開の先生に聞いてもらいましょう。
みなさんの周りの能開の先生はみなさんが目標を達成するための大きな力になってくれるはずです。

ぜひみなさんが立てた目標を言葉にして叶えていきましょう。

先日、懐かしい卒業生に偶然再会しました。(仮にAさんとしましょう。)
Aさんはすでに社会人になっており、彼女が能開に通っていたのは、彼女が中高生の頃ですから、10年以上前になります。顔を見れば面影があり、どれだけ過去でも卒業生のエピソードは走馬灯のように蘇るものです。
人違いだったらどーしよう。とも思いながら声をかけるとやはりそうでした。
そのAさんに関して少し紹介します。
彼女には中学生の頃から、保育士になるという夢がありました。
高2までは、保育士になる為に短大に行くんだと考えていました。
コツコツ学習をする努力家で、その頃の先生たちは、将来の可能性を広げる為に4年生大学に進学することを以前から提案していました。
大学入試に向けての勉強がより本格化する高2の夏、4年生大学の優位性、また有名大学に進学するとどのような優位性があるかを説き、そして本人も将来について考えた上で、ある日、幼児教育で有名なA大学を目指したいと決意しました。
そして受験勉強の末に、志望大学に進学をし、幼稚園の先生になりました。

彼女は来月から、カンボジアに教育支援のボランティアに行くそうです。
きっかけは大学時代に受けた講義や留学経験から、視野を大きく広げて自分の本当にしたいことを見つけられたから。
もし彼女が、そのまま短大に進学していたら?海外で仕事をする選択はなかったかもしれません。
もし彼女が、自分の将来に悩んでいなかったら?本当に自分のしたいことに出会えていなかったかもしれません。

高2の夏の葛藤があったからこそ、Aさんは今、本当に自分のしたいことに出会えたのだと思います。

そんな卒業生に再会し、なんだか温かい気持ちになりました。

みなさんは、将来したいことはありますか?
今具体的に将来の夢がなくとも、これから出会えると思います。

その為に、自分自身のことを分析してみるのもいいですね。
・好きなことは何か?
・得意なことは何か?苦手なことは何か?
・憧れは何か?
・場合によっては、なりたくない自分から考えてみてもいいでしょう。
・興味のあることを調べてみる、行動してみる。

夢を叶えるだけでなく、将来の自分探しの為にも大学進学があります。
どんな大学に進学したいか、どんな学部を選択するか、今一度自分自身の将来について考える時間を取ってみて下さい。
「その為に今があるんだ」と考えると、みなさんの原動力になるはずです。
今を頑張る本当の意味がわかるはず。
人生は一度きりです。
自分の将来についてじっくり考え、未来設計図ノートに自由に描いてみて下さい。

みんなの中には、いろんなスポーツの経験を持っている人がいると思います。
先生も若いころは、野球をしていました。
バッティングにおいては、いろいろな練習をしてレベルアップを図り試合に臨むわけですが、その中でも一番重要だといえるのが「素振り」です。
やみくもにバッティング練習をしたり、やたらと筋トレをしても、バッティング技術は上がりません。
「素振り」をすることで、自分の理想とするフォームの形が定まり、いざ試合となったときにその形が再現できるのです。
地味でしんどい練習ですが、ほとんどのプロ野球選手がその重要性を述べています。
毎日の積み重ねこそが、まさに本番で花開く典型だといえますね。

ところで、勉強も同じことがいえませんか。
例えば、漢字や英単語の練習、計算ドリル、たくさんの問題演習など、これらの地味な学習を経て模試での安定感、ひいては入試本番での合格に繋がるのですね。
さぁ、今ここから、目の前の「勉強・素振り」に真剣に取り組んでいきませんか。

先生はお風呂が好きだ。
みんなはどうだ?
お風呂が嫌いという人の割合が一番高くなるのは10代の世代らしい。
つまり君たちはあまりお風呂に好意的ではないかもしれない。
しかし、聞いてくれ。

まずお風呂が日本人の文化として根付いたのは江戸時代。
木材の加工技術の進歩、人口爆発によるインフラの統制、潜在的な水/木/温泉の資源の豊かさを背景に、銭湯は庶民の社交場として、また癒しの場としてその社会的価値を確固たるものとした。

先生の理想の銭湯はこうだ。
まずは屋内の湯舟、
源泉と普通の湯(これを真湯という)がほしい。
肌が弱い人もいるからだ。
そして泉質、ここは塩化物泉を推す。(海に近い温泉は塩化物泉になりやすいよ)
熱い塩化物泉、ぬるい塩化物泉、適温の真湯の3つの湯舟にしよう。
洗い場には隣同士を隔てる壁は用意しない。
銭湯本来の社交の場という本質を捨ててはならないと思うからだ。
桶は木製といきたいところだが、ここはケロリンの黄色の桶。
壁面は下部がタイル仕上げ、上部から天井はヒノキの大木で梁を通す。
ここはメンテナンス性よりもお客さんの没入感を優先する。
この銭湯の顔だ。
露天(屋外)は構えないストロングスタイル。
脱衣場は多目的トイレから赤ちゃんの着替え台まで、痒いところに手が届く機能をフルインストール。
床材は竹を使用、竹敷の清潔な空間で日常との切り替えを行う。
番台では入浴券のほかに、コーヒー牛乳やこの銭湯のオリジナルグッズが販売してある。
当然だがキャッシュレスには対応していない。
そんなものを導入するぐらいなら設備投資を行う。
こどもが自分でお金を払うという機会も奪いたくない。
下駄箱は木製の大きな鍵。
お客さんが最初と最後に触れるものだ。自然由来のものを使いたい。
きれいすぎることはない暖簾をかき分けお客さんは日常へと帰っていく。

どうだ?
先生は本気で考えてみた。
まぁ本当のことを言えば銭湯に行くたび毎回考えているが。
ここで伝えたいのは銭湯うんぬんの話ではない。
みんなも本当に好きなことや好きなものの“最高のイメージ”を持ってみてくれ。
すると不思議なことに、どこかの段階でその世界に“他人”が入り込んでくる。
お風呂:お客さん
食べもの:誰が/誰と食べる
スポーツ:競争相手
そして自分のことと同じかそれ以上にその他者のことを考えるようになる。
自分の理想を実現するためには“イメージですら”他者との関りを無視できないのだ。

勉強という分野ではどうだ?
誰かに勝ちたい。それだけだろうか?
もし勉強を通して誰かと関わるのであれば、
それは君の努力する背中が誰かを変えること、
そして勉強できる環境に感謝を忘れないこと。
きっとそういうことだろう。

周囲も巻き込んではじめて理想は実現する。
ならば、まず自分のできることに熱中しよう。
そしてその輪を広げていこう。