みなさんが知っている昔話『桃太郎』についての話です。
みなさんはあらすじを知っていると思いますので、もはや説明する必要はありませんよね。
さて、この『桃太郎』についてですが、今日は違った切り口から考えていきましょう。

それは、『イヌ・サル・キジ、これだけの兵力で鬼退治は本当にできるのか?』
ということです。

まず、敵をよく知ることが重要ですよね。
鬼ヶ島には、どのくらいの数の鬼が生息しているのでしょうか。
『~ヶ島』というくらいですから、少なくとも200~400匹くらいは鬼が生息しているはずです。
このうち前線に出て戦うことのできる鬼の数はおそらく300匹くらいとしましょう。
そうです、イヌ・サル・キジの兵力ではちょっと勝てる気がしませんね…

ではみなさん、こう考えてみましょう。
イヌ、サル、キジ、これらの動物を少しずつパワーアップさせて、鬼ヶ島へ攻め込み、鬼退治ができそうな動物は何かを考えてみてください。

どうですか?良い動物は思い浮かびましたか?
『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』という
『向かう相手の実力や状況と自分の実力を正しく知ることで、負けない戦い方ができる』
という意味の超有名な言葉がありますよね?色々な所で聞いたことがあるかと思います。
ここからさらに応用して
『自分の実力をどこまでパワーアップさせれば敵に勝てるか?』
ここまで考えることが今のみなさんには必要なことなのです。

さあ、長い夏休みが始まります。
今年の夏をより充実したものにしていくためにも今日のこのお話を自分の目標や夢におきかえて考えてくれると嬉しいです。

…ちなみに先生だったら、
犬→ドーベルマン100頭、
サル→マウンテンゴリラ100頭、
キジ→鷹100羽
このようにパワーアップさせて鬼ヶ島へ攻め込みます。これなら勝てます!