
登山は好きですか?
先生はまぁまぁ好きです。
そこは大好きであってくれと思った方がいるかもしれませんが、まぁまぁ好きです。
登山は「非日常」です。
普段見ることのできない景色を見ることができますし、空気が言葉通り綺麗です。
苦労して山頂まで登った達成感は山でしか味わえません。
ただ、登山口までの車の移動が大変であり、早起きしなければいけないという理由で、まぁまぁ好きというわけなんです。
そんな山ですが、私は標高の低い山にはあまり登りません。
なぜだか分かりますか?
答えは、「つらく苦しい思いをするため」です。
ん?と思った方がほとんどでしょう。
もう少し詳しく話します。
いくつもの山を登っていく中で、「山は苦しい思いをした分、楽しい」ことに気づいたからです。
日本アルプスの山々となると、空気が薄く、山道が険しく、ときには登山道に掛けてあるはしごを使ったり、命綱をつけて登らなければいけない道もあります。
危険で過酷な環境です。
しかし、それだけ苦労して登った先にある山頂に立った時、言葉では表せない達成感を味わうことができます。
この達成感は、つらい思いをしてもあきらめず、自分の力で進み続けたからこそ味わえる感動です。
皆さんにとって、勉強が楽しいを思う人は少ないと思います。
できることなら、ごろごろしたいと思う人がほとんどでしょう。
しかし、最高の瞬間は、踏ん張った先にあると思っています。
つらい思いをしてくださいと言っているわけではありません。
ただ、諦めそうになったとき、くじけそうになったとき、踏ん張った先にある最高の景色を想像してみてほしいんです。
皆さんであれば、今頑張っている勉強をやり切った先にある結果を想像してみてほしいんです。
諦めるにはまだ早い、もう少し踏ん張ってみようと感じてくれたら先生は嬉しいです。
まだまだ皆さんはこんなものじゃありません。
一緒に人生を輝かせましょう。

