11月に入り、いよいよ冬が近づいてきましたね。冬と言えば、スキーですね。みなさんはスキーをしますか。先生はスキー検定1級の腕前です。今日はスキーの上達の秘訣をお話します。

スキーで最初に練習するのはプルークボーゲン(スキーの後ろを開いたハの字型のターン)、そして目指すのはパラレルターン(スキーを平行にしたままのターン)です。その次がウェーデルン(素早く小刻みにパラレルターンをくり返す)。先生はこのウェーデルンで壁にぶち当たり、練習しても全然上達しない状態になりました。

そんなある日、スキーのインストラクターに初めて教えてもらう機会がありました。といってもそのときはアドヴァイスだけで、次の機会までにプルークボーゲンをしっかりと練習するように言われました。でも、プルークボーゲンで滑るのはかっこう悪いし、ちゃんとできているつもりだったので、あまり練習しませんでした。

しばらくして、スキー場でそのインストラクターにゲレンデで教えてもらうことになりました。後ろをついて滑るように言われた先生は、プルークボーゲンで滑るインストラクターの後ろをついて滑り始めましたが、全然ついていけませんでした。滑り方が全然違うんです。プルークボーゲンで滑るインストラクターはきれいでかっこう良く、先生の滑り方はただスキーがハの字になっているだけでした。そのとき、基本的な練習をしてこなかった自分がはずかしかった。そして、基本を大切にして、積み上げることが上達への近道だと気づきました。そう、上達の秘訣は基礎基本を大事にすること。その後、たくさん練習をしてウェーデルンができるようになり、2級、1級と合格していったんです。

これはスキーに限ったことではなく、他のスポーツや勉強も同じことです。基礎基本はかっこう悪く、おもしろくないものと感じるかもしれませんが、ちゃんとやった人が早く上達します。みなさんは勉強の上級者になるために教室に通っているのですよね。しっかりと、基礎基本を固めて勉強の上級者になりましょう。

また、ちょうど今、チャレンジスキー合宿の募集をしています。先生の話を聞いてスキーをしてみたくなった人は大歓迎です。全くしたことがない人から、上級者まで参加できますので、ぜひ合宿でレッスンを受けてバッジテストに挑戦をしてください。レッスンを受けるとスキーの基礎基本が身につき早く上達しますよ。