まもなく7月が終わり8月がやってきます。いよいよ夏合宿の季節です(一部のコースはもう始まっていますが)。夏合宿に参加する人たちの中にも、楽しみだと思っている人や、少し不安に感じている人もいるでしょう。

もちろん合宿に行けば、自分の家のような生活はできません。食事の用意や、お風呂の着替えなど、今まで当たり前にしてくれていたことが、自分でやらなければならなくなります。慣れないことで苦労するかもしれません。でも、人間の生活は少し不便なくらいが、ちょうど良いのです。不便だからこそ、うまくなるように工夫するし、色々と考えるようになります。

たとえば、一日中、何もしなくていい、テレビを見たり、ゲームをしてもいい、となればみんなは大喜びですよね。夢のような快適な生活でしょう。でもそれが何日も続けば、どうでしょうか。たぶん、1週間であきると思います。それは、人間は本来、がんばってみよう、工夫してみようという能力を備えた生き物だからです。そういった遺伝子を持つからこそ、人類はここまで進化して、地球上に繁栄できたのです。

少し大きな話になってしまいましたが、夏合宿に参加する皆さん、不安があってもいい、不便があってもいい、あえてその中に飛び込んでみませんか。勇気を出して新しいことに挑戦してみる、不便な中でも自分なりに工夫してみる、そういった経験をした皆さんは、夏が終わった頃には、きっと成長しているはずです。そしてその経験が、2学期からの皆さんの活動に、大きな自信になるでしょう。

さあ、勇気を持って夏合宿へ!