みなさん、「登山」は好きですか。
今まで、「山登り」をしたことがありますか。
先生は、登山が大好きです。
若くて元気なときは、毎年のように1000~2000m級の山に登っていました。
では、先生が登山を愛する理由をお話します。

登山のだいご味は、とにかく山頂から見渡す景色のすばらしさ、圧巻の自然を感じられる感覚。
登り切ったという達成感、充実感。
山頂で食べるごはんのおいしさ。
とにかく、登りきってしまえば楽しいことや魅力的なことがいっぱいですよね。
ほんとに、私は人間でよかったといつも思います。

しかしながら、目標とする山頂に到着するまではとにかくしんどいんですね。
まず、基本的にずっと息苦しい。
そもそも上り坂を上がるので苦しいし、山頂に近づけば近づくほど、酸素が薄くなってますます息苦しい。
そして、ある程度歩くと足や腰が痛くなる。
足先やかかとなどもどんどん痛くなる。
背負っている荷物が重く感じる、もうこのあたりでやめたい・よくがんばったとずっと考えるようになる。

確かに、途中でいい景色が出てきて、ほっとできるときはありますよ。

しかし、登りきるまでは心から喜べないんですね。
なぜなら、まだまだ先の道のりがあるから。

しかししかししかし、ようやく山頂が近付けばそんなしんどさや苦しさをほとんど感じなくなり、そして山頂に到着したならば、本当に最高の充実感が溢れます。

みんなも、ぜひ「登山」に挑戦してみてください。
最高ですよ。

ところで、勉強、特に受験勉強って実は全く同じ感覚なんですよね。
目標とする志望校や偏差値を定め、それに向けて頑張る。
最初のころは簡単な内容で楽々進むんだけど、どんどんどんどんしんどくなり、途中でやめたくなり、あきらめたくなります。
そして、そこでやめちゃう人もたくさんいます。
しかし、そこをとにかく頑張って、耐えて、乗り越えて、時々休みながらも登り切ったときに、志望校合格という人生における最高の喜びが待っているんですね。

先生は思っています、登山でも勉強でもみんなにこの感覚を感じてほしいと。
きっと、最高の笑顔を手に入れられるでしょう。
先生たちは、登山を手伝うことはできませんが、みんなの勉強を後ろからぐっと押してあげることができます。
目標に向けて、共にチャレンジしましょう!!

みなさんは『ゲーム』が好きですか?

NintendoSwitchやPlayStation5などのハードや、スマホでも驚くほど高画質なゲームが出来ますね。
先生が人生で最初に手に入れたゲームは任天堂のスーパーファミコン。
ソフトは『幽遊白書2~格闘の書~』でした。

先生はゲームが大好きです。
ただ、みんなのイメージするゲームではないかもしれません。
先生が好きなのは『ボードゲーム』と言われるものです。

ボードゲームとは、伝統的なもので言えばオセロや将棋、すごろくなど、ルールの中で対戦相手と競い合うアナログな遊びのことです。
ほとんどのボードゲームは電気を使いません。
なので綺麗な映像や迫力ある音声とは無縁です。

もしまだ本格的なボードゲームをやったことがなければ、是非一度やってみてほしいです。
・対戦相手との自由な貿易/駆け引きがたまらない【カタン】
・自分の“街”をどんどん発展させながら、ランドマーク建設をめざす【街コロ】
・今、犯人はどこにいるんだ?見えない犯人を追う【スコットランドヤード】
など、本当にここに書ききれないほどの名作ゲームが世の中にはたくさんあります。
※なぜかドイツのボードゲームはめちゃくちゃ面白いです。
 はじめてのボードゲームはドイツ製のものをおすすめします。

基本がアナログなので、ルールを無視してハンデを設けたり、お情けのポイントをもらったりと、会話も含めてボードゲームの楽しさだと思います。
YouTubeなどで紹介動画が山ほどありますので、たまには家族や友達と会話しながらのゲームをしてみてはどうでしょうか。

ちなみに“game(ゲーム)”の語源は“人と一緒に”という意味です。
小さい画面からたまには出てきなさいな。

みなさん、えべっさんって知っていますか?
そう、あの宝船に乗った7人の神様の一人。
私の地元ではえべっさんと言えば、「十日戎(とおかえびす」毎年1月9日〜11日まで、3日間、関西を中心に開催される商売繁盛祈願行事「初恵比寿」の祭礼です。
商売繁盛を祈願し熊手などの縁起物を買って帰ります。

えべっさんと言えば、七福神。七福神は人生の災いを転じて福運をもたらす神様。
地元神戸でも神戸市内で七福神巡りができます。
三宮駅近くの生田神社には弁財天。
縁をとりもつ神様ですが、焼きもちを焼くこともあるかもしれません…。
神戸駅近くの湊川神社には毘沙門天。
湊川神社には楠木正成公が祀られており、楠公(なんこう)さんの愛称で親しまれています。
学業成就の神様として有名で、私も受験生の時にはお参りに行きました。
有馬温泉の念仏寺には寿老人、摩耶山の天上寺には布袋、再度山の大龍寺には大黒天、長田神社にはえべっさん=恵比寿、須磨寺には福禄寿。

みなさんの地元でも七福神に会えると思います。探してみるのはいかがでしょうか。

皆さんはゲームをよくしますか?
私も最近は毎日のように、隙間時間を見つけては、ゲームに勤しんでいます。

12/14に新しいポケモンのゲームが配信され、ワクワクして早速当日始めたのですが、困ったことが出てきました。それは、前回までとバトルのシステムが変わったことです。
そして、今までの生活よりゲームに時間を使おうと思うと、生活リズムや時間の使い方、スケジュールも変化します。

はじめは自分の思うままに今までの勘で進め、やりたいときにやりたい時間だけゲームをしていましたが、やはり強い敵が現れると立ち行かなくなり、睡眠時間を削ると次の日がしんどくなります。
そこで、私はうまくいったときのバトルをもとにネットなどの情報を集めて戦略を練り直し、ゲーム時間も寝る時間を決めることと、やるべきことがすべて終わってから始めるというルールを設定しました。
すると、バトルで戦略がはまると勝った時のうれしさも倍増し、睡眠もとりながら、たのしくゲームを続けることができています。
勉強も同じです。まずは思うようにやってみて、上手くいけば習慣にして、上手くいかなければ振り返ってアドバイスをもらいながら改善すればいいのです。

皆さんも、新しいことを始めたり、やるべきことが増えたり、より学校・部活・習い事・能開と充実した生活にしていくには、まずはチャンスと思ってやってみることが大事です。
するとその中で、改善点が見つかり自分を強くすることができます。
何事も継続して経験値を貯めて、よりよい自分にレベルアップさせましょう!

お寺には仏像があります。
当たり前と言えば当たり前のことです。
教科書に写真が載っていたり。
旅行の際に大して興味もないのに、親に半ば強制的に連れていかれたお寺に行けば仏像が安置されていて、子供が楽しめるようなアトラクションなどあるわけもなく、特に信心深いわけでもないが、とりあえず世界平和を祈ってみたり…。
まあ、皆さん同じような思いをした人もいると思います。

学生のころ、とある授業の一環で、博物館での実習をしたことがありました。
小さな博物館でもあり、他に実習生がいなかったため、博物館の館員さん(学芸員)のお手伝いをさせてもらえることになりました。
そこは歴史資料館でした。
今から1500年前の仏像の展示を行っていました。
とはいえ、そこまで詳しい知識があるわけでもないため、見学しながら荷物運びや掃除をしていました。

実習も終わりに近いある日、展示の終わった展示品の仏像を所有者であるお寺に返さなければなりませんでした。
ところが、運が良かったともいうべきか、交通渋滞に巻き込まれて一人の館員さんが間に合わないことになり、急遽お寺まで同行し、仏像の運搬をさせてもらえることになったのです。
すでに車には載せてあり、あとはお寺で実際に運んで元の場所に戻す、という単純な作業ではありましたが、人手がいるということで手伝わせてもらうことになりました。

お寺に着いて早速仏像を荷台から降ろし、4~5人で抱えて運んでいきます。
とても重たかったけれど落としてしまうわけにはいかないので汗だくになりながら運んでいきました。
仏像はとっても古く、黒ずんでいたり、修繕のあとがところどころにあり、思っていた以上にボロボロでした。
でもちゃんと磨かれており、テカテカしていたのを覚えています。
仏像にはよく見ると背中に穴が開いています。
聞けばそこには仏像を造った人がお経などのいろいろなものを入れて、それに対してお祈りしていたのだそうです。
「ああ、今この手に持っている仏像には数百年もの人々の思いがこめられてきたんだな。
」そう思うと、数百年という時間に自分も加われた気がして思わずうるっとなってしまいました。
言葉では上手く言い表せませんが、とても感動したのを覚えています。

学びには、必ず感動があるものです。
すでにその感動を味わったことがあるぞ、という人もいれば、まだこれからかな、という人もいるでしょう。
とても良いですよ。
いつそんな時が訪れても良いように、学びの姿勢をちゃんと保つこと、そして、少しだけでも良いから深く学ぶことを忘れないようにしましょう。

皆さん、「得意なこと」と「苦手なこと」をひとつずつ頭に思い浮かべてください。
私が得意なことは「反復練習すること」、苦手なことは「体を動かすこと」です。
中学生の時は、数学が得意で通知表はいつも「5」でしたが、体育が大の苦手でいつも「2」でした。
そんな私ですが、人生で一度だけ、体育で「4」をもらったことがあります。高校1年生の1学期です。

私が通っていた高校は、7月に臨海学校といって1泊2日で海へ行って遠泳(およそ2km)を行う行事がありました。
2kmを平泳ぎで1時間弱かけて泳がなければいけませんので、6月の体育の授業はすべて平泳ぎの練習です。
水泳の授業の初回で、体育の先生が「全員、まず25m泳いでみなさい」という指示をしました。
当時の私はクロールしか泳いだことがなかったので、ちゃんとした泳ぎ方はよく分かりません。
とりあえず周りの子たちの平泳ぎを見て、見よう見まねで手足を動かし、悪戦苦闘しながらなんとか25mを泳ぎ切り「どうだッ!足をつかずに25m泳ぎ切ったぞッ!」という感じのドヤ顔で先生の所へ歩いていきました。
先生はしばらく何とも言い難い表情で黙った後、「溺れているみたいだったから助けに行こうかと思ったけど、とりあえず前に進んでいたので様子を見ていたよ。無事でよかった。」となんとも言いづらそうにしていました。
今でもよく覚えています。泳ぐフォームからして滅茶苦茶だったようです。
その日から、体育の授業では先生がつきっきりで平泳ぎの指導をしてくれました。
それほどひどい有様で「溺れながら進んでいた」のだと思います。

運動嫌い・体育大嫌いの私でしたが、先生の指導を受けながら拗ねることも腐ることもなく練習し続けた結果、正しい平泳ぎのフォームを身につけ、1ヶ月後には2kmの遠泳を泳ぎ切れるようになっていました。
その時の体育は、人生で最初の「4」でした。(人生で最後でもありましたが…。)
そのときだけは、「もしかしたら、自分には体育の才能もあったのかもしれない。
ずっと諦めていただけで…。」と思ったものです。
人生、「無理だと思っていてもやってみたら意外とできる」ことって結構あるものです。
チャレンジ精神、大事にしていきたいものですね。

大谷翔平、ウサイン・ボルト、新幹線、シャア・アズナブル(ガンダム)、吉野家・・・

まだまだありますが、パッと思いついたこの5つのワードに共通するものは何だと思いますか?
難しくはないでしょう。
全て「速い/早い」んです。
速さ/早さで人を魅了しています(それだけではないですが)。

「速い/早い」と様々なメリットがあります。以下思いつくだけ列挙します。

・早寝早起き→健康にとても良い
・宿題に早く取り組む→成績が上がる人はこのやり方をしていることが多い
・中高一貫校の進学実績が良いことが多い→1学年早く進むというのはメリットが大きい
・期限があるものに早く申し込む→人気の合宿なんてすぐ枠が無くなりますね
・足が速い→小学生の運動会ではヒーローですよね
・スポーツの先制点→特にサッカーは最初に1点取ると勝率が凄く上がります
・フェラーリ、GT-R等→速く走れる車は男の憧れ
・早く病気が見つかる→根治の可能性が高くなる
・災害時に早く安全な場所に逃げる→助かる可能性が高まる

上と逆の動きを想像してみましょう。
どうですか、遅いといいことは殆どないと思いませんか?
というわけで、皆さんにこんな英語と漢文の表現を紹介します。

「The sooner, the better」・・・日本語訳:早ければ早いほど良い

「巧遅は拙速に如かず」・・・解釈:上手であっても遅いものは、下手であっても早いことに及ばない(下手でも早いほうが良い)

受験生のみなさんにとっては追い込みの時期になりました。
今年はインフルエンザも大流行しています。
体調管理は受験生の義務です。
体調の管理をしながら本番に向けて万全の準備をしましょう。
さて、受験以外でもよく言われることですが、試合やコンクール、発表会の前にはよくこんなことを言われると思います。

「自信を持ってやってきなさい」

ただ、こう言われても、
「でも、うまくやれるかどうかわからない」
「成功する自信なんて持てない」
と思うこともありますね。
確かに本番で100%成功すると断言はできません。
どれだけ練習しても、絶対に失敗しないなんてことは言いきれません。
未来のことを予測することはできても、確実に予知することはできません。
では、「自信」はどうしたら持てるのでしょうか?
「自信」は何に対して持つのでしょうか?

先生は、「自信」は「過去」に対して持つものだと思っています。
「自分はこれだけのことをした。これでダメだったら仕方がない」
そう思えるだけの準備をすることが、自信を持って本番を迎える唯一の方法です。
努力を積み重ねることで、自分自身を信じることができるようになります。

自信をもって本番を迎えるために今を大切にしていきましょう。

先生はライブに行くのが趣味です。
では、先生はライブに行く事が決まったら何をするでしょう。

まず、当日までに通常の曲から、ライブverまでそのアーティストの曲を聴きこみます。
もちろんライブ映像も見てライブだったらどんなアレンジをされるかまでチェックします。

そして、当日は全てを忘れて楽しみます!

アーティスト毎に
例えば、
A:「みんな手挙げて!一本打って…」と4本打ちで始まったり
B:「Are you ready Rock ‘n’ Roll !? 」と聞き取れないような流暢な英語で始まったりしますが、ライブ映像等でチェックしていれば、「あ、この流れは!」と対応することが出来ます。

同様に当日新曲やります!昔の曲やります!などのイレギュラーな流れもありますが、アーティストの曲を聴きこんでいれば全く何も知らない状態よりも準備が出来ているので、対応が出来ます。

じゃあ、ライブ後は…というと、「ライブで聞いたらこの曲すごく良かったな」と思った曲をApple Musicで聴きこんで余韻に浸ります。

この流れ、実はテスト勉強と同じ流れです。
ライブ前の聴き込み→【テスト前の演習】、新曲の演奏やライブアレンジや昔の曲の演奏→【テスト中に起きる予想外の出来事】、ライブ後の聴き込み→【テスト後の振り返り】

全然違うように見えますが、やっている事は同じですよね。
みなさんも実は部活などであれば同じように大会に向けて練習→当日→振り返りと出来ているのではないでしょうか。

違うのはほんの少しの興味や好奇心、そして楽しさです。
是非勉強の楽しさを趣味なども通して探してみて下さい。それが見えたらあとは同じ。
好きなもので出来ている事はきっと勉強でも出来るはずです。

勉強して「かしこくなる」とどんな良いことがあるの?
先週小学校4年生に問いかけてみました。
すると・・・こんな答えが。(複数回答可)

①人に教えることができる。2人
②次につなげることができる
③大人になってもこまらない
④なりたい仕事につきやすい 9人
⑤みんなに信頼してもらえる 2人
⑥いろいろな人にほめられると自信がつく 2人
⑦受験でこまらない
⑧他の人に尊敬される
⑨100点がいっぱいとれる
⑩将来のためになる 1人
⑪相手の気持ちがわかる
⑫だまされなくなる
⑬お母さんが未来のことをうるさくいわなくなる。
⑭日常生活で役立つ

能開の小学校4年生、いろいろなことを考えていますね。
また、大人のような意見が多いですね。
「ほめられると自信がつく」とは、先生恐れ入りました。
普通の小学校4年生ではなかなか書けませんよ。

では、昔のかしこい人はどんなことを考えているのでしょうか。
世の中にはこんな名言があります。

「知るは喜び、調べるは楽しみ、わかるは感動、学は一生」。

誰のことばかはわかりません。
でも、先生の心には「グッ」とささる言葉です。

先生が勉強(読書)に目覚めたのは小6の1学期です。
何の気もなく学校の図書館で借りた1冊の偉人伝。
織田信長だったかな・・・あまりに昔のことで覚えていません。
今まで図書館なんかいったことがなかった先生が本に夢中になりました。
そして1学期の終わりには100冊以上もある学校の偉人伝を全て読破してしまいました。
誰に薦められたのでもなく、ただひたすらに本にかぶりつくように過ごした3か月でした。

能開でもどんどん新しいことを学びます。
テストの点数だけでなく、新しく学んだことをとことん探究してみたら、何か「喜び」が発見できるかもしれませんよ。