皆さんはバレエを見たことがありますか?
舞台を観たことがなくても、写真や映像で一度は目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

まるで妖精やお姫様のようにフワフワと跳んだり、つま先でクルクルまわったりと、とても華やかな世界を見せてくれます。
そんな女性のバレエダンサーたちが履いている、つま先で立つためのシューズを「トゥシューズ」と呼びます。

実はこのトゥシューズは足の大きさだけで選ぶのではなく、足の形・幅・甲の高さ・硬さによって数百以上の種類の中から自分の足に合うものを探し出します。
そして購入後も、曲げたり叩いたり切ったりして、自分の足にぴったり合うよう整えていきます。
それでもいざ踊ってみると些細なズレを感じることがあり、違う種類のものを探したり加工の仕方を変えたりして、試行錯誤しながら自分の足に合うものを追求していきます。

大変な作業のように思えますが、一人ひとり足の形は違うからこそ、自分に合うものを見つける必要があります。
そうして完成したトゥシューズは、最高のパフォーマンスをするための大きな助けとなってくれるのです。

本来、自分にぴったり合うものというのは簡単に見つかるものではありません。
暗記の仕方一つとっても「自分に合う暗記法」というのは人によって異なるはずで、何度も書いて覚える人もいれば、声に出して覚える人、図やイメージで理解する人もいます。
どれが正解というわけではなく、自分に合うやり方を見つけることが大切です。

上手くいかなかった方法を振り返り、別のやり方を試してみる。
そうした試行錯誤の積み重ねの中で、少しずつ「自分に合う形」が見えてきます。

トゥシューズを自分の足に合わせていくように、勉強もまた自分に合う方法を時間を掛けて作り上げていくものです。
だからこそ、上手くいかない時でも焦る必要はありません。
試して、少し変えて、また試してみる。
その積み重ねが、やがて自分にぴったりの形をつくっていくのです。