少し古い話題になりますが、昨年の夏の全国高校野球選手権で群馬県の前橋育英高校が優勝しました。
その前橋育英高校野球部のスローガンが「簡単なことを丁寧に」「自律・自立」「凡事徹底」であるということを新聞記事で読み、ネットで調べてみると以下のように野球部を紹介していました。
『「チーム作りは人作り」ということで、人間教育を大切にしている。普段の生活、授業態度など、野球以外の時間も大切にし、週1回のボランティア活動(地域の人たちと清掃活動など)も行い、学校からも地域の人たちからも愛される野球部作りをしている。』
さらに「インコースを打てるようになる前にトイレをきれいにしろ!」「毎朝、15分のごみ拾いをきちんとしている」といった指導も紹介されていました。

こういう「誰にでもできるあたりまえのことを徹底して誰よりも続けること(凡事徹底)」が重要で、そういう中味の濃い平凡なことをしっかりできるのが“本物”であるということです。
そして、まさにそれが本物であるということが昨年の夏の全国優勝という形で証明されました。

みなさん、どうでしょうか。
勉強も含め、身の回り、すべてのことを丁寧にしていますか。
簡単なことだからということで、適当にやっていませんか。
「まあ、いいか」という気持ちで物事をスルーしていませんか。

イチロー選手も「夢や目標を達成するにはひとつしか方法がない。それは小さなことを積み重ねること。」と話しています。

3月(4月)から新年度がスタートします。
“凡事徹底”を意識し、この1~2ヶ月で自分の取り組み方を固め、良いスタートを切れるように準備しましょう。
受験生の人たちも今一度、目の前の問題に“丁寧に”を意識して取り組んでみてください。得点力が変わってくるはずです。