ある日、友人の家に遊びに行くと、玄関の水槽で体長約30cmの大きな赤い魚が優雅に泳いでいました。
何気なく「鯉を水槽で飼っているの?」と聞いてみると、「これ、鯉じゃなくて金魚やで」という返事にビックリ仰天!
しかも、夏祭りの金魚すくいで持ち帰った金魚と聞いて、さらに驚き!
金魚すくいの金魚は大抵、すぐに弱ってしまい、ひと夏を越えるのも難しいもの。
しかし、庭の池で飼い始めるとどんどん大きく成長したそうです。
ただ、不思議なもので「今の水槽に移してからは、体長は変わっていない」とのことでした。

気になったのでインターネットで調べてみると、金魚の世界記録は何と全長59cm!
そして、「金魚鉢の法則」なるものがあるそうです。
それは、「金魚は飼育される金魚鉢の大きさによって体型が変わる」というものです。
つまり、小さな金魚鉢では小さいままですが、大きな金魚鉢では大きな金魚に成長するのです。

金魚は自分の金魚鉢を選べませんが、人は自分の環境を変えることができます。
大きな環境に身を置くと、いろいろな人との交流を通じて多くの刺激を受け、それが自身の成長につながるのです。
環境が及ぼす影響は想像以上に大きいもの。
春は新たな挑戦を始める絶好の季節です。
その最初の一歩を踏み出してみませんか?