2月になりました。
昨年の4月に今の学年にあがったときは、新しい友達や先生との出会い、初めての係や委員会など新鮮な気持ちがあったと思います。
そこから10ヶ月も経てば、ドキドキも少なくなって落ち着いた毎日を過ごしていることでしょう。
そんな慣れてきた「今」だから、皆さんに紹介したいお話があります。
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あるところに、「有名な木登り」といわれた男がいました。
その男がいるところへ行ってみると、
その男が弟子に指導して高い木に登らせ、枝を切らせているところでした。
その木はとても高かったのですが、弟子が上の方で危なそうに枝を切っている間、その男は何も言わず見ておりました。
弟子が枝を切り終えて屋根ぐらいの高さまで下りてきた時に、
「しくじるな。心しておりよ。」とやっと声をかけたのです。
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想像してみてください。
どうして名人は木の高いところに弟子がいるときに声をかけなかったのでしょう。
そんな高いところで作業しているなら「気をつけろよ」と注意したくなりませんか?
それともボーっとしていて、うっかり声をかけるのを忘れてしまっただけなのでしょうか…。
さて、話の続きです。
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今さら声をかけたのが不思議に思って、
「これくらいの高さなら飛びおりたってきっとおりられるでしょう。どうしてこのタイミングでそんなことを言うのですか?」と尋ねてみると、
男は、
「目がくらくらするほど高く、枝が折れそうに細くて危ないうちは、自分自身の恐怖心があるので、何も言いません。失敗は、安全な所になって必ず起こる事なんですよ。」
と言いました。
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なるほど!!皆さん、名人の言いたいこと分かりましたか?
気を抜いたとき、安全だ、簡単だ、と思ったときが一番失敗しやすいということなんですね。
ちなみにこれは「徒然草 第109段」のお話です。
あと2ヶ月すれば新しい学年。気持ちはすでに4月を向いている人も多いのではないでしょうか。
でも、最後まで気を抜かず「しくじるな。心して過ごせ」ですね。


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