今年のシルバーウィークは5連休。
いつもより長いお休みでしたね。
みなさんは、どんなふうに過ごしましたか。

私は、これまで後回しにしていた家の掃除や手入れをしていました。
そこで、少しハッとすることがありました。

長年使って古くなった庭の扉に、ハケでペンキを塗っていたときのこと。
塗ったところが少しずつきれいになっていき、気持ちよく作業を進めていました。
ところが、下のほうを塗ろうとしゃがんだ時、さっきまできれいに見えていた扉に、
塗り残しがあることに気がつきました。
立っているときは、まったく気がつきませんでした。

また、窓のシャッターを掃除していたときのこと。
かなりきれいになったと満足していたら、下から見ていた娘に、
「ここの下、すごい汚れてるから拭いたほうがいいよ」
と言われ、しゃがんで見てみると想像以上の汚れがガッツリ残っていました。

立っていると「きれい」。
しゃがむと「汚い」。

同じものを見ているはずなのに、見る位置が少し変わるだけで違って見えるのです。
考えてみれば、塗り残しも汚れも、突然現れたわけではありません。
最初からそこにあったのに、自分が立っていた場所からは見えていなかっただけです。

これは、ペンキ塗りや掃除だけの話ではないのかもしれません。
私たちは普段、自分のいる場所や、これまでの経験を通して、ものごとを見ています。
だから無意識のうちに、自分から見えているものが「全部」だと思ってしまうことがあります。

そんなときは、ほんの少しだけ場所や角度を変えてみる。
しゃがんで見たり、遠くから見たり、
反対側から見たり、誰かの目を借りてみたり。
すると同じものの中に、今まで気づかなかったものが見えてくるかもしれません。

今度「これで大丈夫」と思ったときは、一度立ち止まり違う角度から眺めてみようと思います。