1901072019年を迎えました。
アポロ計画で宇宙飛行士のニール・アームストロングとバズ・オルドリンが月面に着陸したのが1969年の7月20日。今年はそこからちょうど50年となるわけです。

さて、今回は『重力』に関するお話です。
まず宇宙は無重力空間といわれています。
地上では重力の影響で地上に立つことができますが、宇宙ではそれができません。
ふわふわと浮いている状態になってしまいます。
この状態で起こるといわれるのが「宇宙酔い」です。
吐き気や頭痛、方向感覚がおかしくなるというような症状が出ます。

そもそも人間の体は重力のある環境で存在するようにできています。
皆さんの体を流れる血液は、両足から重力に逆らって心臓まで戻ります。
重力がなくなると勢い良く上昇し、脳にまで流れ込んでしまうそうです。
地上で逆さづりにされるような状態というと、想像しやすいですね。

宇宙飛行士になるには、これに耐えられるように訓練を繰り返すようです。
(もちろんそれ以外の訓練もありますが。)
また、宇宙空間では重力の影響がないため、筋肉がどんどんとやせ衰えていくそうで、そのため、宇宙船内では毎日数時間の運動が行なわれています。

実は重力がある(=重さがある・負荷がある)ことをで、私たちの身体は鍛えられているのですね。これって毎日の勉強に似ていると思いませんか。しんどいなと思いながらも、少しずつ勉強を続けることで、知らず知らずのうちに、皆さんは力がついているのです。

世間では民間人による宇宙旅行も話題になり、宇宙がすごく身近なものになったように思われます。将来、皆さんの中から宇宙飛行士になる人が出てくるかもしれませんね。